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2018年度川崎医科大学入試説明会

2018年度川崎医科大学入試説明会

入試

2017/10/08(日)

大変だった夏期講習を乗り越えて、はやくも一か月。ようやく涼しくなり、そろそろ受験する大学を意識する時期にさしかかってきましたが、10月は毎年恒例となった大学の入試説明会のシーズンでもあります。

10月3日、その皮切りとなったのが川崎医科大学の説明会でした。
いつも主任講師がミーティングなどに使っているメビオでいちばん大きな8階の部屋がいっぱいに!今回は川崎医科大学の西松伸一郎准教授にお越しいただき、大学の紹介や入試についてはもちろん、内容については後述しますが、西松先生も含んだチームの研究テーマについて、まるで大学の講義に出席しているかのような雰囲気のなか、興味深いお話をたくさん伺うことができました。

生徒にとっては、単に資料を見るだけでなく、実際に教鞭をとっておられる先生を通して大学の個性を知ることで、入試本番に向け、もう一度目標を見つめなおす良いきっかけになったのではないでしょうか。

川崎説明会②

それでは説明会の具体的な内容の一部をお伝えしましょう。

まずは川崎医科大学の建学の理念「人間(ひと)をつくる」「体をつくる」「医学をきわめる」についてから始まり、入試制度や昨今の大学、医学界を取り巻く現状と将来に向けての展望など、多岐にわたってお話を聞くことができました。川崎医科大学が単に医師を養成するだけでなく、地域に根差した医療、そして来たるべき高齢化社会、今後の人口減少と医師の数と質の変化など、将来を見据えた緻密な状況分析の下で大学運営を行っておられることが印象的でした。

学内の環境の特徴として、学年縦割りの小グループ、学年別の大グループや自習環境の充実など勉強や研究に集中できる環境がしっかり整っていること、さらに入学するための偏差値はトップクラスではないにも関わらず、医師国家試験合格率は私立医大で1位から僅差の9位であることからも川崎医科大は入学してからの教育システムが優れているだけでなく、物ごとに意欲的に取り組もうとする気質の学生が多いことを強調されていました。

寮については今年4月に女子寮が改装され、来年には男子寮も改装されるそうです。(なんと、オックスフォード大学をモデルにされているそうです!)川崎医科大学では第1学年は全寮制なので、初めての寮生活に不安を持つ人もたくさんいるとは思いますが、ピカピカの寮で生活できるのは嬉しいことですね。

また、最近のトピックとして、川崎医科大学の砂田教授が発表された筋ジストロフィー症に対する薬開発のお話もしてくださいました。薬の仕組みについての説明やマウスを使った実験の映像など、普通の入試説明会ではなかなか聞けないような話を伺うことができ、生徒はスライドに見入っていました。今まさに大学で行われている研究を目の当たりにして、刺激を受けた生徒も多かったのではないかと思います。

最後には、川崎医科大学の紹介ムービーも見せていただきました。とても明るく和やかなムービーでした。YouTubeで「川崎医科大学 K.M.S」と検索すればすぐに見つかるそうなのでぜひご覧になってみてください!

このあと6日には金沢医科大学の説明会も行いました。今後もメビオでは近畿大学・兵庫医科大学・関西医科大学・大阪医科大学の説明会を予定しています。実際に大学の方が説明しに来てくださる貴重な機会なので、メビオ生はぜひ積極的に参加してくださいね!