国語・社会・情報
解法テクニックに偏ることなく基礎力の向上を
解法テクニックに偏ることなくしっかりとした知識の土台作りを徹底する
国公立大学医学部を目指す生徒にとって、共通テスト受験は避けては通れない関門です。その中でも、国語、地歴公民、情報については、共通テストのみで出題されます。したがって、2次試験でも課される英語・数学・理科の主要科目とは異なり、できるだけ少ない勉強時間で、希望の国公立大学受験に必要な点数を取らなければならないという難しい課題となります。国公立大学医学部に合格するためには、概ね全ての科目平均で80%以上の得点率が必要です。そして、国語、地歴公民、情報については、少なくとも75%以上の得点を取ることが基本の戦略となります。
メビオでは、国語、地歴公民、情報についても、主要科目と同様に基本から学ぶスタンスを変えません。現代文については、漢字および日本語の語彙力をつけることを重視しています。古典の授業でも、古文法の基本、漢文法の基本を徹底的に身に付けてもらうよう心がけています。また、地歴公民についても、日本史・世界史・地理・倫理政経の各科目とも、基本知識の定着を第一に授業を進めます。2025年の大学入学共通テストからは「情報Ⅰ」が新たに導入され、多くの大学で必須科目となりました。この科目は、情報社会を生き抜くための基礎知識と技能を身につけることを目的としています。しかし、初めてのことに直面し、何をどのように準備を進めればよいのか、不安に感じている受験生も多いことでしょう。真偽が判然としない情報があふれる現代社会で生き抜くための基本事項や、コンピュータープログラミングの基本的な考え方についても指導します。
国語、地歴公民、情報のいずれの教科も、解法のテクニックのような技術的な指導に陥らないよう、基礎力の向上を目指します。前期、夏期、後期を通して、授業で基本知識を徹底し、得点力の向上を図ります。
国語・社会のよくある質問
大学入試センター試験から、大学入学共通テストに変わって、国語の問題はどう変わりましたか?
初回(2021年度)の大学入学共通テストに関しては、事前に予想されたほど新傾向の問題にはなりませんでした。
事前に予想されたような、二つの文章を読ませたり、図表や写真、グラフなどを読み取らせたりなどの作業は課されませんでした。形式はセンター試験と大きく変わりませんでしたが、より本格派の問題が評論、小説、古文、漢文を通して出題され、やや難化したという印象です。ただ、来年以降どうなるか、ということはまだわからないでしょう。
大学入試センター試験から、大学入学共通テストに変わって、社会の問題はどう変わりましたか?
問われる知識の量は基本的に変わりません。ただ、どの科目も共通して、リード文や資料を読み取るといった現場での作業の負担が大きくなっています。単純な知識暗記だけでは対応できない、いわゆる良問が多くなったため、これまでと違って試験時間いっぱいを使って丁寧に解いていく、という対応が求められています。
高校時代の社会選択科目は世界史でしたが、成績が上がらないので地理に変更しようか悩んでいます。一年で間に合うでしょうか? あるいは、主要科目の勉強を優先するためには、昨年までの科目をそのまま続けたほうが良いでしょうか?
必要な知識の量では世界史より地理のほうが少ないと言えます。
ただ、これまでの選択科目から変更していちから勉強し直すのは、モチベーションの維持も含めて大変です。あくまで医学部合格が最終目標ですので、よほどの覚悟がない限りは、昨年までの科目をそのまま続けたほうが良いと考えます。
現役生の頃は私立医学部に絞って勉強してきましたが、浪人を機に国公立に挑戦しようと考えています。今から国語と社会を増やすのは危険でしょうか?
いわゆる主要科目の完成度合いによるでしょう。特に英語、数学がどのくらいの成績を取れているか、というところで判断することになると思います。また、昨年度共通テストに向けて国語社会にあまり触れておらず、まっさらな状態で国語と社会を始めるのは負担が大きいので、難しい挑戦になることを理解した上で取り組んでもらうことになります。
主要科目の成績が安定しないので、春から夏くらいまでは英語・数学・理科に専念して学習し、夏休み〜秋ごろから国語社会の勉強に集中しようと考えています。この考え方でも国公立医学部に合格することは可能でしょうか?
医学部への合格が最終目的ですので、英語・数学・理科の成績が安定するのを見届けてから取り組む、というやり方はありうると思います。過去のメビオ生でも、同じように秋から国語と社会の授業を選択し始めて最終的に国公立医学部に合格した生徒がいました。