2018年度近畿大学入試説明会
2018年度近畿大学入試説明会
入試
2017/10/19(木)
10月17日は近畿大学より学部教育グループ学務課の吉田氏にお越しいただき、入試説明会を行いました。「出るつもりなかったけど・・・やっぱり参加したい!!」と当日参加の生徒も多数いたこともあり、会場はいっぱいに。入試やカリキュラムの変更点、近畿大学の特徴など興味深いお話を伺うことが出来ました。
近畿大学医学部・狭山キャンパスは、大阪難波より電車とバスを乗り継いで約40分の場所に位置しています。今年で43周年になる由緒あるキャンパスですが、6年後には医学部、附属病院共に現在の場所から泉ヶ丘駅周辺へと新築移転が決まっているとのこと。入学すれば、まだ先にはなりますが、新しいキャンパスと病院で学ぶことができるそうです。
みなさんもご存じの通り、近畿大学は医学部をはじめ、文学系、理系、芸術系まで幅広い分野の学部がある総合大学。そんな総合大学の特徴を活かし、医学部では薬学部、理工学部、文学部、総合社会学部といった理系学部だけでなく、文系学部とも連携し、医療・福祉の現場で患者さんにとって役立つ環境や、仕組みづくりに取り組んでいることを特長として挙げられていました。
ここで、医学部のカリキュラムの変更点について触れておきたいと思います。
これまで2年生の4月から行ってきた「解剖実習」を、来年度からは1年生の10月から行うことになり、4年生での「臨床実習」が追加されます。つまり以前よりも実習の時間が大幅に増えることになります。これは、WFME(世界医学教育連盟)から国際認証を受けるため。従来は日本の医学部を卒業し、医師になればアメリカの医師国家試験を受けることが出来たのですが、2023年以降はアメリカで医師になるのであれば、再度アメリカの医学部に入り直さなければならなくなったとのこと。しかし、日本で国際認証を受けた医学部を卒業すると、アメリカの医学部を卒業したものと同等とみなされ、すぐにアメリカで国家試験を受けることができるそうです。その為、近畿大学医学部もこの国際認証を受けられるよう、カリキュラムに変更がなされているとの説明がありました。
次は入試に関して。一般、推薦共に大きな変更点はなく、去年と同様に実施されるとのこと。ただし、他大学でも実施されている、コミュニケーション能力と「本当に医師になりたい」という意志を見極めるための個人面接が、かなり重要視されているとの説明がありました。面接に関してはアドバイスを頂き、「緊張すると思うが面接官の目をみて笑顔で、自分の言葉で話してほしい」と仰られていました。また、「医学部の勉強は厳しく、精神的に辛い。それでも医師になりたいという人に入ってきて欲しい」と繰り返されていたのが印象的でした。
最後には、生徒から国際認証に関する質問や、カリキュラム変更に関する質問も飛びだし、関心の高さが伺えました。各大学の説明会では、ただ説明を聞くだけでなく疑問に思ったこと、もっと知りたいと思うことを直接聞ける絶好の機会でもあります。説明会では学校案内や入試要項ではわからない貴重なお話が聞けることもあります。こんな機会を逃さないよう積極的に質問してみましょう!