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大阪医科薬科大学各科目の講評および全体総括

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大阪医科薬科大学各科目の講評および全体総括

入試

メビオ講師コラム

2024/02/11(日)

2月10日に大阪医科薬科大学の前期入試が実施されました。

動画版:大阪医科薬科大学 各科目の講評と全体統括はこちら

今年は以下の2点が主な変更点です。

  • 数学の試験時間が100分から90分に短縮されました。
  • 問題用紙が片面印刷から冊子形式に変更されました。

以下に、今回の入試問題についてメビオ講師による各科目の所感をお伝えします。

英語

大問構成・出題形式ともに例年通りでしたが、付される注の量が減り、受験生にとっては単純に未知語が増えたという点で、昨年度までに比べるとやや難化したと言えます。特にPASSAGE3は語彙レベルがかなり高く、文脈から推測しなければならない箇所が多かったでしょう。しかし、時間的余裕のある試験に変わりないので、本文と選択肢の一語一句を照合し、ケアレスミスのないよう抜かりなく解き進めたいところです。最終合格には70%以上の得点が望まれます。

数学

今年は大きな変更がありました。試験時間が90分と従来より10分短くなり、問題数も大問5題から大問4題に変わりました。難易度はすべての大問で「標準~やや難」に設定されており、非常に差が付きやすいセットとなりました。出題分野について、これまで頻出の確率、整数がなく、大問4題のうち3題が数学Ⅲの微積分が絡んだものだったのも注目すべき点でした。大問2題完答、2題半答くらいを目指したいところです。目標は70%です。

物理

例年通り大問3題に加え、大問4が小問集合という形式でした。難易度は昨年に比べてやや難化しましたが、それでも「やや易~標準」レベルの問題が多く、高得点勝負になると言えます。大問1、大問3の後半、および大問4の小問集合はミスが生じやすく、手早く正確な計算力が要求されています。目標は75%です。

化学

大問4題構成で形式に変化はありませんでした。大問1はほとんどの受験生が知らないであろう内容からの出題であり、高得点は狙えないでしょう。内容面では有機化学の範囲からの出題が大問4題中3題と比率が増えました。大問1以外は標準レベルからの出題でしたので、そこでしっかり得点したいところです。目標は70%です。

生物

大問4題で形式に変化はありませんでした。難易度は昨年並みで、すべての大問が「やや易~標準」レベルの問題でした。論述をうまくまとめられたかどうかが勝負の分かれ目になるでしょう。目標は85%です。

全体講評

英語、理科は例年並み、数学が易化しました。1次合格(繰り上げ合格候補)突破ラインはズバリ270点です。

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