近畿大学医学部後期 各科目の講評および全体総括
近畿大学医学部後期 各科目の講評および全体総括
入試
メビオ講師コラム
2024/02/25(日)
2月24日、近畿大学医学部の一般後期入試が実施され、ついに後期入試がスタートしました。
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数学の出題形式は一般前期と一部異なります。
- 一般前期
- 全学部共通問題(マークシート方式)
- 一般後期
- 医学部独自問題(記述式)
「前期入試に比べて難易度は上がるのか」「証明問題が出題されるのか」等、注目度の高い科目です。
以下に、今回の入試問題についてメビオ講師による各科目の所感をお伝えします。
英語
出題形式に変化はありませんでしたが、分量が若干減少しました。今年度の一般前期と比べると、全体的に素直に正解を選びやすい設問が増えました。目標は70%です。
数学
2024年度入試から、後期試験のみ医学部独自問題となりました。大問2の「オ」、大問3の(3)(4) 等、いくつか解きにくい問題が数問ありましたが、ほとんどの問題が標準レベルからの出題であり、高得点勝負となりそうです。目標は80%です。
物理
2024年度入試は推薦、一般前期が大問2題の出題でしたが、一般後期は例年通り大問3題の出題に戻りました。難易度は2024年度推薦および一般前期入試と比べて大幅に易化し、昨年度後期と同レベルの難易度でした。3題とも標準レベルの素直な問題で高得点勝負となるでしょう。目標は85%です。
化学
すべての問題が「やや易~標準」レベルからの出題であり、計算量も適度な量でした。これまでの化学の学習量が点数差として現れやすいセットとなりました。難易度に大きな変化はなく、目標は75%程度と予想します。
生物
すべての問題が標準レベルからの出題でした。解答を指定の文字数に収めにくい論述問題が多かったものの、論述問題の合計文字数が前期よりも大幅に減っているため、時間的には余裕があったと思われます。目標は75%です。
全体講評
全科目において出題の大半が「標準レベルの典型題」となりました。難問の割合が例年より小さくなり、基礎力が問われる出題と言えます。高得点勝負となることが予想され、一次合格突破ラインは250点あたりと言えるでしょう。
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