近畿大学医学部前期 各科目の講評および全体総括
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入試
メビオ講師コラム
2025/01/28(火)
1月26日に近畿大学医学部一般選抜前期入試が行われました。一般前期に関しては昨年度と同様の出題形式・出題範囲となっています。
- 英語・数学:他学部共通問題、マーク形式
- 理科:医学部独自問題、記述形式
志願者は昨年度の1,994名に対し、今年は1,569名と大きく減少しました。これは同日に「川崎医科大学」の入試があるためです。近畿大学の志望順位が高い受験生にとっては朗報かもしれませんね。
では、実際の出題を見ていきましょう。
英語
形式面では昨年度と大きな違いはありませんでした。分量は若干減少しました。取るべき設問でしっかり得点できたかどうかが勝敗を左右するでしょう。目標得点率は60%です。
数学
形式面での変化はありませんでしたが、難易度は上がりました。出題のテーマ自体は典型的でしたが、すべての問題で後半部分の難易度が高く、計算量も多いため、得点しにくい問題セットとなりました。目標得点率は55%です。
物理
形式面での変化はありませんでした。問題文の文章量が多く、素早く読み解き正確に作業することが得点のポイントとなるでしょう。難易度も少し上がったため、目標得点率は45%となります。
化学
設問の難易度は易化したものの、計算に時間を取られてしまうため、時間内に解き切ることが厳しいと感じました。また、問題文の表現がすべて新課程のものに変わっており、旧課程履修者は少し面食らったかもしれません。経験値と要領の良さが勝敗を分けるでしょう。目標得点率は65%です。
生物
全体的に取り組みやすい良問が多く出題されました。真面目に勉強した成果が出やすいセットです。難易度も少し易化したため、目標得点率は80%程度です。
総評
数学・物理が難化、化学・生物が少し易化しました。理科の点数には「中央値補正」がかかるため、物理は少し加点され、生物は少し減点されることが予想されますが、合格点に大きな影響はなさそうです。志願者数が2割強減ったことによる合格最低点への影響は少ないでしょう。
一次合格突破ラインは昨年度の250点から少し下がり、240点と予想します。
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