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【講師監修】京都大学医学部の入試傾向と受験対策・勉強法を解説|医学部予備校メビオ

基本情報

2023/11/27(月)

(最終更新日2024/12/20)

京都大学医学部は、すでに100年を超える歴史を有する国内でも屈指の医学部です。合格するためには、しっかりと対策を立てて勉強する必要があります。この記事では京都大学医学部の入試傾向と受験対策・勉強法について、詳しく解説しますので参考にしてください。

京都大学医学部の概要

京都大学の前身、京都帝国大学は明治時代の1897年に設立され、2年後の1899年には、医科大学と医科大学附属医院が開設されました。1919年には京都帝国大学医学部となり、1947年には大学の名称が京都大学に改称されています。

現在の医学部には医学科と人間健康科学科の2学科があります。

京都大学医学部の入試情報

【所在地】京都府京都市左京区吉田本町
【学生数】1,113名 ※2023年5月1日時点
【公式サイト】https://www.kyoto-u.ac.jp/ja
【アドミッション・ポリシー】京都大学医学部は、1899年(明治32年)に京都帝国大学医科大学として創立された百有余年の歴史と伝統持つ医学部として、世界に誇る指導的な医学者、医学研究者を輩出してきました。医学部医学科は、京都大学が創立以来築いてきた自由の学風を継承し、医療の原点である「人を愛する」精神のもと、学生の自主性、自己啓発を教育の主眼として、個性豊かな創造性の涵養を目指しています。

このような方針を踏まえ、世界の医学・医療の発展を担い、人類の健康と福祉に貢献できる人材を育成するために、以下のような学生の入学を期待します。

【医学部医学科が望む学生像】

  • 自ら課題を発掘する好奇心や探究心、それを解決しようとする主体性を持っている人
  • 高い倫理性と豊かな人間性を備え、他者との協調性を持っている人
  • 優れた知的能力とともに、国際的視野を持っている人

京都大学医学部人間健康科学科は、1899(明治32)年に設置された京都帝国大学医科大学附属医院看護婦見習講習科に始まり幾多の変遷を経て、数多くの医学・医療従事者を輩出してきました。その歴史と伝統を基盤とし、21世紀の医学・医療の発展を担う「人間健康科学(Human Health Sciences)」の確立を目指しています。

そこで、本学教育の基本理念のもと、自由の学風を継承し、人類の健康と福祉に貢献する高度医療専門職及び総合医療科学領域における世界トップレベルの独創的な学術研究をリードする人材の育成を使命とし、以下のような学生の入学を期待します。

【医学部人間健康科学科が望む学生像】

  • 未知へと挑戦する進取の気性に富む人
  • 真理を追究する情熱を持ち、豊かな人間性と高い倫理観を備えている人
  • 優れた知識と技能及び思考力・判断力・表現力を持ち、自学自習のマインドを持つ人
  • 協調性に優れ、周囲の人間と良好なコミュニケーションをとることができる人
  • 将来、高度医療専門職、総合医療科学領域において、国内外の独創的な学術研究をリードする意欲のある人

 【6年間の学費】349万6,800円
【奨学金情報】
日本学生支援機構(JASSO)奨学金
CFプロジェクト(Create the Future Project)奨学金
京都大学修学支援基金給付奨学金
地方公共団体および民間団体奨学金 など

京都大学医学部の試験科目・募集人数・受験料・出願期間、入試日程・会場アクセス、受験者数・合格者数など詳細情報はこちら

福岡大学医学部合格に向けたロードマップ

高1生

医学部に入るためには高校1年生のうちから以下のことに取り組むことが重要です。
まずは高い学力を身につけるために、授業に真剣に取り組み、定期的な復習を行いましょう。英語や数学に特に力を入れることが必要です。英語力を向上させるために、授業で提供される音声教材や発信型の英語に対応した教材も活用して、多面的な英語力を磨くこともおすすめです。 また、医学に関連する本やウェブサイトを読んで知識を広めることも大切です。 さらに、ボランティア活動や病院見学など医療現場に触れる機会を増やし、医師の仕事や現実を理解することも意義があります。オープンキャンパスに参加されることもお勧めします。

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高2生

高校2年生の場合は、以下のことに取り組むことが重要です。
まずは学力向上に注力し、特に英語や数学を重点的に学びましょう。英語では下線部和訳問題が出題されており、日頃から和訳練習をしっかり行なっておくことが大切です。また近年減少傾向にある発音・アクセント問題も依然として出題されているので、発音記号に慣れておく、単語を覚える際にアクセントを常に意識するといった心がけが必要です。 予習や復習を欠かさず行い、定期的なテストや模試で自己の理解度を確認しましょう。 また、学校の進路指導や受験情報を活用して、医学部受験に必要な科目や内容を把握しましょう。必要な準備や対策を進めることも大切です。 さらに、引き続き医療に関連するボランティア活動や病院見学・研修プログラムに積極的に参加し、医療現場の実践的な経験を積むことも重要です。そこで自身の意志や目的を深めてください。オープンキャンパスに参加されることもお勧めします。

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高3生

高校3年生の場合は、以下に注力することが特に重要です。
まずは受験勉強に集中し、医学部入試に必要な科目や範囲を徹底的に理解しましょう。 過去問題や模擬試験を解いて実践力を養い、苦手分野を克服する努力を惜しまないようにしましょう。また、志望校の出願要件や受験情報を確認し、必要な書類や面接対策の準備を行いましょう。

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福岡大学医学部の科目別受験対策・勉強法

英語

傾向分析

福岡大学医学部の英語は、「コミュニケーション英語Ⅰ」「コミュニケーション英語Ⅱ」「コミュニケーション英語Ⅲ」「英語表現Ⅰ」「英語表現Ⅱ」から出題されます。試験時間は70分で配点は100点です。

英語の問題は、近年大問5題が安定的に出題されています。内訳は、大問1が英文和訳、大問2が長文内容一致問題、大問3が英文法・語法の短文空所補充問題、大問4が発音・アクセント問題、大問5が整序問題です。基礎知識を問われるベーシックな内容の問題が多いとはいえ、練習を積んでおかないと足をすくわれることもあるので、過去問に取り組んで確実に高得点を取れるようにしておくことが大切です

受験対策・勉強法

オーソドックスな問題が多いため、基本問題を取りこぼさないことが重要です。福岡大学の他学部の入試問題に類問が出題されることがあるので、他学部の過去問も本番までに解いておくのがおすすめです。大問1の英文和訳は私立大学の医学部入試では出題されることはあまり多くないので、特に対策をしておくとよいでしょう。長文は医療・健康に関する出題が多いので、その分野の文章を読み慣れておくと有利です。

数学

傾向分析

福岡大学医学部の数学は、「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B(数列・ベクトル)」から出題されます。試験時間は90分で配点は100点です。

例年大問が3題出題されています。大問1・2は小問集合で大問3は微分・積分からの出題が多い傾向で、大問1・2は空欄補充問題、大問3は記述問題です。福岡大学医学部の入試問題は他学部との共通問題が多いため、英語同様数学も典型的な問題が多く見られます。小問集合はさまざまな分野から出題されるので、偏りなく勉強するようにしましょう。

受験対策・勉強法

福岡大学医学部では、微分積分の記述式問題が毎年出題されています。途中式を長く書きすぎると解答欄が狭くなるので、冗長にならないように答案を作成する練習を積んでおきましょう。難易度は年度によって変化するので、私立大学医学部上位クラスに踏み込んだ対策をしておくのが望ましいです。基本的な定義・公式・定理をしっかり理解することで基本問題をスピーディーに解ける力がつくでしょう。参考書や問題集の典型問題は解答を見ずに解けるようにしておくことがポイントです。

化学

傾向分析

理科は化学・物理・生物のうちから2科目を選択し、試験時間は2科目で120分、配点は1科目につき100点です。化学は、化学基礎・化学から出題されます。
化学は大問4題が例年の形式で、選択式と記述式が混在しています。大問1は共通テストレベルの知識問題が中心に出題され、大問2・3は理論・無機で理論の出題が多い傾向、大問4は高分子化合物などの有機からよく出題される傾向です。

受験対策・勉強法

全般的に偏りなく出題されるため、抜けのないようにきめ細かく対策をしておく必要があります。断片的な知識では解けない問題が出題されるので、苦手な分野がないようにしておかなければなりません。忘れていた知識の整理や、スピーディーかつ正確な計算力を身に付けましょう。

物理

傾向分析

福岡大学医学部の理科は化学・物理・生物のうちから2科目を選択し、試験時間は2科目で120分、配点は1科目につき100点です。物理は、物理基礎・物理から出題されます。

物理は例年大問3題が出題されます。大問の構成は、大問1と大問2は他学部と共通の解答選択問題です。4つの選択肢から1つを選ぶ形式であるため、扱っている題材がやや難しくても解答は選び易く、比較的難易度は低いものが多いです。大問3の記述問題は大問1や2に比べて難易度が高く,計算量も多いため時間配分に気をつける必要があります。

受験対策・勉強法

福岡大学医学部の入試問題は、標準的な問題が多く典型的な標準問題を確実に解けるようにしておくとよいでしょう。記述問題にはやや時間がかかるので,過去問練習をする際には、時間配分を気にしながら行うとよいでしょう。また、福岡大学医学部と同程度の私立医学部の過去問を解いておくと、基礎知識の確認や時間制限のある中で問題を解く実力を高めるために有効です。

生物

傾向分析

福岡大学医学部の理科は化学・物理・生物のうちから2科目を選択し、試験時間は120分、配点は1科目につき100点です。生物は生物基礎・生物から出題されます。

生物は大問5題の出題で全問記述式です。分子生物学、刺激と反応、発生と生殖が頻出分野で系統と進化や生態系などからも幅広く出題されます。実験考察問題は難易度が高いものの、その他の問題は基本的な問題が多く、他大学に比べて広く浅く出題されるのも特徴です。

受験対策・勉強法

福岡大学医学部の生物は、空所補充、一問一答、選択肢問題までさまざまな形式で構成された基本的な問題集を数冊用意して完璧に仕上げるよう心がけましょう。苦手な分野を作らないよう、基礎固めをしておくことが大切です。実験考察問題の小問では計算問題が出題されます。教科書より詳しい資料集などを用いた学習をしておくことで知識問題として解ける場合があるので、資料集にも目を通しておきましょう。実験問題は実験内容や手順、考え方を押さえて理解を深めることが大切です。

福岡大学医学部の各科目講評と全体統括

福岡大学医学部の2023年入試では、理系科目の中でも特に理科で典型問題以外の出題が増えたため、受験生のその場での対応力が問われました。ただし、得点しやすい問題も多かったため、いかに失点しないで得点するかが合否を握るカギになるでしょう。メビオでは、福岡大学医学部の2023年入試の科目別の講評を動画配信しています。ぜひ受験勉強に役立ててください。

福岡大学医学部入試の講評動画はこちら

福岡大学医学部の受験対策についてよくある質問

福岡大学医学部の特徴は?

福岡大学医学部では1学年から基礎医学に加えて病棟実習を取り入れ、全国共用試験・医師国家試験に向けてらせん状のカリキュラムを実施しています。問題解決能力や自学自修の姿勢を培うために7人程度の少人数グループで自ら調べ、考え、討議するテュートリアル教育を導入していることも特徴です。

福岡大学医学部の難易度はどれくらい?

福岡大学医学部の難易度は、私立大学の医学部の中では比較的易しい位置付けです。ただし、私立大学医学部の難易度は全体的に上がっており、理系学部の中では難関とされる早稲田大学・慶応義塾大学の理工学部と同等の偏差値となっています。

福岡大学医学部の受験対策や勉強法はどうすればいい?

福岡大学医学部に合格するためには、自分の得意分野や不得意分野を把握し、抜けや漏れがないように丁寧に対策をしていくことが大切です。これまで紹介してきた勉強法を取り入れるほか、学習の到達度や課題を知るために模擬試験などを活用しましょう。

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私立医学部大学別模試

福岡大学医学部の受験を検討しているなら、入試科目の出題傾向を押さえた上で周到な準備をして本番の試験に臨みたいものです。メビオでは現在の学習の習熟度や理解度を測り、医学部合格をめざす道しるべになる大学別模試を行っています。ぜひ活用してみてください。

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