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徳島大学医学部の入試傾向と受験対策|医学部予備校メビオ

基本情報

2025/01/09(木)

(最終更新日2025/01/09)

長い歴史と伝統を誇る徳島大学医学部に合格したいと考える受験生は多いでしょう。徳島大学医学部に合格するためには、入試情報や偏差値の確認はもちろん、出題傾向の分析や効率的な学習計画の立て方が欠かせません。この記事では、徳島大学医学部の受験対策に必要な情報を幅広く紹介し、合格への道のりを徹底サポートします。

徳島大学医学部の概要

徳島大学医学部は昭和18(1943)年に徳島県立徳島医学専門学校として創設されました。戦後は学制改革を経て、昭和24(1949)年5月に新制大学に移行した際に徳島大学に包括され、徳島大学医学部となりました。以降、医学教育と研究機関としての発展を続け、現在では先端医療研究への取り組みが強化された他、多様な医療ニーズと地域医療に貢献する体制を整えています。
徳島大学医学部には、医学科、医科栄養学科、保健学科の3つの学科があり、医学科では医師を目指し、基礎医学と臨床医学を学びます。医科栄養学科では栄養学の専門知識や健康を支える技術を習得します。保健学科は、医療に関する専門職に必要な知識と技術を身に付けます。学部および大学院教育においては、他学部や研究所と連携しながら医療人の育成に努めており、今後も医療と福祉を通じて社会に貢献できる人材の養成を目指す方針です。

徳島大学医学部の入試情報

徳島大学医学部は、基礎医学から臨床医学、地域医療まで幅広く学べる環境を整えています。医学科、医科栄養学科、保健学科の3学科があり、それぞれ医師や栄養士、保健専門職を目指す学生に必要な知識と技術教育を提供しています。地域貢献を重視し、医療人の育成にも熱心です。
【所在地】徳島県徳島市蔵本町3丁目18-15
【学生数】684名(※2021/05/01現在)
【公式サイト】https://www.tokushima-u.ac.jp/med/
【アドミッション・ポリシー】

  • 求める人物像
  • 関心・意欲・態度:
    医学と生命科学に強い関心があり、自らを振り返りながら生涯学び続ける意欲があり、謙虚な態度で病める人に寄り添い、医学や医療の課題に真摯かつ熱心に対応できる人

    知識・教養:
    本学科の専門分野を学ぶために、高等学校等で修得すべき理科系・文科系にわたる知識や教養をもつ人

    思考力・判断力:
    これまでに獲得した知識や教養をもとに思考を深めて適切に判断できる人表現力:
    自分が伝えたいことを相手の視点に立って適切に表現できる人

    主体性:
    自分の意志と判断で社会や地域に対して責任をもって行動できる人

    協働性:
    問題解決のために、国籍や日本における各地域、世代、考え方にとらわれることなく、相手の立場や多様性を尊重しながら互いに協力できる人

【6年間の学費】
349万6,800円
【奨学金情報】
徳島大学ゆめ奨学金 / アスパイヤ奨学金 / 徳島大学修学支援学資金 / (その他:日本学生支援機構、その他の地方公共団体や民間財団による奨学金)

徳島大学医学部の基本データはこちら

徳島大学医学部合格に向けたロードマップ

高1生

高校1年生の時期は、医学部合格に向けての基礎を築くことが非常に重要です。
日々の授業に真摯に取り組み、定期的に復習を行うことが求められます。特に、英語と数学に力を入れることが受験対策のポイントです。英語力を向上させるには、音声教材や発信型教材を積極的に利用し、多角的なスキルを育成することが推奨されます。また、医学に関する書籍やWebサイトを読み進め、知識を深めることも欠かせません。さらに、ボランティア活動や病院見学を通じて医療現場を体験し、医師の仕事について直接理解を深めることにも大きな価値があります。これらの活動は、医学部合格への道を切り開く原動力となるでしょう。

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高2生

高校2年生では、1年生からの流れを絶やすことなく、引き続き医学部合格に向けて学力向上を意識し、定期的な予習・復習に取り組むことが重要です。特に数学や英語に注力するだけでなく、歴史や地理などの知識も習得し、総合的な学力を養うことが必要になります。また、大学受験が徐々に現実味を帯び始める時期でもあるため、学校の進路指導や受験情報を活用し、医学部受験に必要な科目や内容を把握することも欠かせません。
さらに医療関連のボランティア活動や病院見学・研修プログラムへの参加も引き続き積極的に行い、医療現場での経験を重ねることが大切です。現場での実体験は、志望動機の明確化にも役立ちます。

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高3生・高卒生

高校3年生および高卒生は、1、2年生以上に受験勉強に集中し、医学部入試に必要な全科目と範囲をしっかりと頭に入れて理解することが重要です。この時期は基礎力を養う段階ではなく、実践的な試験技術を身に付け、医学部受験を突破するための応用力を高めることが目標となります。特に過去問題や模擬試験を解いていく中で、解答時間を意識しながらトレーニングを繰り返し行い、かつ苦手分野の克服に努めることも大事です。また、出願要件や受験情報も確認し、必要な書類や面接対策を早めに行いましょう。一連の取り組みを通して受験本番に対応できる総合力を身に付け、合格を確実にするための土台を完成させることが必要です。

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徳島大学医学部の科目別受験対策・勉強法

徳島大学医学部の個別試験(二次試験)では、科目ごとに異なる出題傾向を踏まえた対策と効率的な勉強法が求められます。ここでは、英語・数学・面接の傾向分析と、それぞれの受験対策・勉強法を詳しく解説します。一つひとつの対策を確実に行い、抜け漏れがないかしっかりと確認していきましょう。

英語

傾向分析

徳島大学医学部の英語試験は、大問3問で構成され、制限時間は70分です。大問1、2が長文読解、大問3が自由英作文という形式となっています。長文読解は人文・社会系の文章(例:食糧問題)や自然科学系の文章が多く、内容説明や理由説明の論述問題が中心です。
自由英作文では、設問ごとに文章構成の指示が詳しく与えられるため、指示に沿って英語表現を正確に用いることがポイントです。全編記述式で、長文読解では英問英答が求められ、自由英作文では自分の意見をまとめて書く必要があります。文法的なミスが重なると大幅な減点となるため、特にミスのない正確な回答を意識し、慎重に見直しを行うことが大切です。

受験対策・勉強法

英語試験では、全て英語で解答する形式が求められ、特に記述式の論述問題が多いため、英語での解答力を強化することが必要です。
まずセンター試験に向けた対策として、基礎力(単語力、文法知識、読解力、論述力)をしっかりと養うことが重要になります。長文読解対策には質の高い問題集を利用し、模範解答をただ見るのではなく、自分の言葉で答えを作成することがポイントです。

二次試験の準備としては過去問の分析と実践演習が欠かせません。演習では、時間を意識して実践的な演習を行うことが効果的です。また自由英作文の練習も重要であり、設問に従った適切な英語表現ができるよう練習しておく必要があります。記述力が十分であっても、時間内に全てを書き切れない可能性があるため、解答のスピードにも注意を払いましょう。

数学

傾向分析

徳島大学医学部の数学試験は、4つの大問から成り立っています。各大問は、3つ前後の小問に分かれており、それぞれ誘導に従って解答を進めるスタイルです。制限時間は120分で、計画的な時間配分が重要です。
出題範囲においては、特に数学Ⅲの微分法・積分法に関連する問題が高い頻度で出題されます。また、場合の数や確率も取り扱われ、漸化式を中心とする数列やベクトルに関する問題もよく見られます。さらに、証明問題は毎年出題されるため、十分な準備が欠かせません。
前半の小問は標準的な難易度で計算力を問う問題が多く、後半では複雑な論証や場合分けが必要な問題が増加する傾向にあります。全ての解答は記述式であり、論理的で明瞭な表現が求められます。

受験対策・勉強法

センター試験までは、数学の全範囲にわたる基本的な問題の解法を確実に身に付けることが重要です。二次試験の準備においては、過去問の分析や実戦演習、さらには問題集を使った苦手分野の克服に重点を置くと良いでしょう。特に微分・積分、場合の数、証明問題は頻出単元であるため、これらの演習を繰り返し行うことが大切です。
過去問演習では、実戦さながらの環境を設定し、時間を計りながら取り組みましょう。答案をしっかりと記入し、計算過程を明確に示すことも必要です。苦手分野を克服するためには問題集の利用が効果的です。全ての単元を復習するのは非効率なため、過去問分析に基づいて優先的に対策すべき単元に集中するのが、効率的な方法となります。

面接

傾向分析

徳島大学医学部の面接試験は、複数の担当者による4〜6人の集団面接形式で行われます。面接の後には、集団討論も実施されます。面接の時間は20分程度で、面接官が1人ずつ順番に全ての受験生に対して質問をする形式です。
主な質問内容は、志望理由や大学卒業後の進路、将来の夢、最近注目しているニュースなどです。面接官の態度は柔らかい傾向にありますが、あらかじめ回答を準備しておくのが難しい質問も少なくありません。受験生は待機時間に数時間を要することもあるため、しっかりと心の準備をしておく必要があります。

受験対策・勉強法

徳島大学医学部の面接は集団面接形式で行われ、他の受験生の発言にも意識を向ける姿勢が求められます。模擬面接を体験することで、グループ面接の雰囲気を事前に把握でき、緊張の緩和にもつながります。また、集団討論の練習も併せて行うと効果的です。
面接では、自分の意見を的確に述べるだけでなく、個性や人柄をアピールすることも重要です。他の受験生と異なる視点の回答をし、面接官の印象にしっかり残ることを意識しましょう。自分の強みや医師志望の動機を具体的に表現することが大切です。

【2023~2024年最新】徳島大学医学部の各科目講評と全体統括

徳島大学医学部(医学科)の2024年入試では、前期55名、総合8名、推薦37名の計100名を募集しています。共通テストの足切り得点率は67%と低めですが、2024年度のボーダー得点率は81%でした。偏差値は62.5の範囲で、過去5年間の前期偏差値は2020年度が76、2021年度以降は62.5前後で安定推移(2021〜2024年までいずれも62.5)しています。
全体の傾向として、2021年度までボーダー得点率は84〜87%を維持していましたが、2022年度には75%に大きく下がり、その後2024年度に81%へと再上昇しました。共通テストの比率が高いため、この試験の結果が合格に直結します。
科目別では、英語は大問3題(長文2題・英作文1題)で標準レベル、数学は大問4題で場合の数、確率、数列、微積などが頻出し、難易度はやや易〜標準です。

徳島大学医学部の受験対策についてよくある質問

徳島大学医学部の特徴は?

徳島大学医学部は、医学部内に研究所を設けており、研究活動に積極的に取り組んでいることが特徴です。1964年に設立された酵素学研究所は、代謝や栄養、がん研究において多くの優秀な研究者を輩出しています。
さらに、研究医の育成にも力を注いでおり、学生主体で実験が行えるスチューデントラボが整備されています。
また、同キャンパスには歯学部や薬学部があり、工学部とも距離が近いため他学部との連携も盛んです。中でも、医学部・歯学部・薬学部は合同の教授会を通じて緊密な交流を行っています。
さらに、専門科目は全て必修で、授業スケジュールが充実しており、課外活動にも熱心です。豊富なクラブ活動を通じて多くの仲間との貴重な出会いや経験が得られます。大学独自の特色や取り組みにより、学生は将来の医療の担い手として大きく成長することが可能です。

徳島大学医学部の難易度はどれくらい?

徳島大学医学部の難易度は、偏差値から見て中堅レベルに位置しています。国公立大学の医学部としては比較的易しい難易度に分類されます。
ただし、徳島県内に他の医学部がないため、県内の受験生が集まりやすく、難易度がやや低めなことから他県の受験生も志望しやすい傾向にあります。
また、後期試験は行っていないため、後期や併願先としては他県の医学部を受験する必要がある点も押さえておきましょう。

徳島大学医学部の受験対策や勉強法はどうすればいい?

徳島大学医学部を目指すには、まず自己分析が大切です。現在の学力を正確に把握し、目標との差を明らかにすることで、適切な学習計画を立てられます。その上で、本記事で解説してきた勉強法を取り入れることが重要です。特に、得意分野と苦手分野を見極め、効果的な対策を進めることが合格の近道となります。
学習計画が定まったら、予習や復習を徹底しつつ、スケジュールに沿って確実に進めましょう。また、徳島大学の入試傾向に対応するために、過去問や公式情報を活用し、適切な対策を行うことも重要です。苦手分野は先延ばしにせず早めに着手し、基礎から固めていくことがポイントです。このような着実な努力が合格への道を切り開いていきます。

徳島大学医学部の受験対策なら医学部予備校メビオ

医学部の受験対策には、各大学の出題傾向を深く理解し対策することが不可欠です。メビオでは、過去問を徹底的に分析し、入試本番と同じ書体で作成した「大学別模試」を提供しており、実戦的な力を養うことが可能です。また、合格の可能性を高める学力診断テストも行っており、受験生一人ひとりに合った指導を行います。徳島大学医学部の合格を目指すなら、メビオの充実した模試と講座の活用がおすすめです。

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