医学部コラム
医学部予備校とは?その特徴や塾や大手予備校との違いを解説!
基本情報
2022/03/11(金)
(最終更新日2024/02/07)
医学部を受験するにあたり、予備校や塾に通うことを検討している人もいるのではないでしょうか。しかし、激戦といわれる医学部の受験に対しては、一般的な予備校や塾以外に医学部受験に特化した予備校もあります。
どのような違いがあるのか分からない人のために、この記事では医学部予備校が大手予備校や塾とどう違うのかを中心に詳しく解説します。
目次
1.医学部予備校とは
2.医学部予備校の特徴
2-1.医学部に特化した予備校
2-2.受験本番までまだ時間があるから
2-3.少数での授業が多い
2-4.一人ひとりに合ったカリキュラム
3.医学部予備校と大手予備校(医学部コース)の違い
4.医学部予備校と塾の違い
5. 医学部予備校で医学部に合格しよう!
医学部予備校とは
大学によって倍率に違いはあるものの、医学部受験は難関といわれています。漠然と勉強をしているだけでは合格するのが難しいため、医学部の受験がどのようなものかを把握したうえで適切な受験対策をすることが重要です。
医学部予備校は、まさに医学部受験に特化した予備校です。医学部の受験に的を絞っているだけあり、医学部受験にまつわる情報が集約しています。医学部受験に精通した専門の講師も在籍し、激戦を突破するためのサポート体制が整っているのも医学部を目指す受験生には頼もしいところです。
医学部予備校の特徴
医学部に特化した予備校
医学部予備校は、最終的に生徒が医学部に合格することを目的としています。そのため国公立大学はもちろん、私立大学に至るまで全国各地の医学部に関する入試情報を網羅しています。志望校を決定する際は、合格の可能性を少しでも広げるために、1校でも多く受験するための
スケジューリングテクニックもあります。
また、在籍している講師も医学部受験に精通したプロです。要点を押さえて医学部の受験に必要な内容を指導し、的確なアドバイスも行います。頻繁に出題傾向が変わることが多い医学部入試は情報戦です。最新の情報を入手している医学部予備校に通うことは、大きなアドバンテージになるでしょう。
受験本番までまだ時間があるから
受験勉強は長期戦です。実際に試験を受ける期間は限られていますが、本番の試験に向かって勉強しなければならない期間は1~2年か、それ以上になります。このように、ゴールまでの道のりが長く遠いこともモチベーションを保ちにくい原因です。
試験日までに余裕があるため、まだ頑張らなくても大丈夫だと楽観的に構えてしまう人もいるでしょう。「今日は勉強しなくてもいいだろう」、「また後で頑張ればいい」と思ってしまい、結果的に明確にゴールをイメージできず、勉強しようというモチベーションが上がらないこともあります。
少数での授業が多い
後述する大手予備校との違いの段落でも詳しく解説しますが、大手予備校は集団での講義が多く、1クラスが大人数です。一方で医学部予備校は少人数制のクラス、またはマンツーマンの講義形式がほとんどです。
人数が少ない分講師と生徒の距離が近く、コミュニケーションを取りやすいメリットがあります。講義で疑問点が出てきたときも質問しやすいため、よく理解しないまま次に進んでしまうということもありません。
少人数制であれば、一緒に学ぶ生徒も同じように医学部を目指す仲間であり、ライバルです。競争心が芽生えることによって刺激し合うこともあるため、モチベーションも保ち続けやすいでしょう。
一人ひとりに合ったカリキュラム
大手予備校では、さまざまなコースが用意されています。生徒は自分に合ったコースを選択し、時間割通りに授業を受ける形式が一般的です。途中でコースを変更することは可能な場合が多いですが、各生徒の理解度や勉強の進み具合にカリキュラムを細かく合わせられるわけではありません。
医学部予備校では生徒一人ひとりに合わせて個別のカリキュラムが組まれ、勉強の進み具合や理解度によって途中で学習計画を見直すこともあります。個人の状況に合わせて柔軟に変更しながら手厚くサポートできるのは、医学部予備校ならではの特徴です。
医学部予備校と大手予備校(医学部コース)の違い
大手予備校のなかにも、医学部コースを設けているところがあります。医学部予備校も大手予備校の医学部コースも医学部合格を目標としているところは同じですが、先述したように大手予備校は集団講義の形式がメインです。
例えば国公立大医学部を目指すコースや私立大医学部を目指すコース、難関国公立医学部を目指すコースなどがすでにあり、各自の目標に合わせて選びます。なかには特定大学の医学部を目指すコースのように、さらに的を絞って学べる予備校もあります。
医学部予備校に比べてシステマティックである分、授業料は安めになっているのはメリットでしょう。また、参考書や問題集を執筆している講師、全国的にも有名な講師が在籍しているところもあります。
医学部予備校と塾の違い
学校以外に勉強を教えてくれる場所として塾もありますが、予備校との違いがよく分からない人もいるのではないでしょうか。予備校と塾はただ名称が違うだけではありません。そもそも予備校と塾では、指導する目的が異なります。
塾は「足りない学力を補う役割を担う場所」という捉え方が一般的です。例えば、苦手な科目を克服するために通ったり、学校の授業内容の予習・復習や定期テスト対策などを行ったりするところといえばイメージが湧くでしょう。
一方で予備校は、志望校に合格するために勉強する場所です。医学部予備校では特に医学部に合格するために必要とされるカリキュラムが組まれ、プロの講師が難関試験を突破して合格を勝ち取るために指導してくれます。
医学部予備校で医学部に合格しよう!
医学部予備校は主に学校での勉強を補う塾とは違い、医学部に合格することを目標として定めています。大手予備校でも医学部コースを設けているところもありますが、医学部入試に関する情報量の多さや、個別の状況に合わせた対応ができるところは医学部予備校の大きなメリットです。
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