九州地方の国立大学医学部

所在地：福岡市東区馬出3-1-1

公式サイト：https://www.med.kyushu-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：95.5%

6年分の学費：349万6,800円

特色：九州大学医学部の病院地区キャンパスには医学部、歯学部、薬学部、九大病院、生命医学防御研究所が集約されており、共同研究や教育が行われています。

九州大学医学部では大学卒業時に医学士と医学博士の両方を取得できる「MD-PhDコース」の選択が可能です。MD-PhDコースは医学科4年次を修了した段階で休学し、原則4年間の大学院修士課程に進学して研究を行い、医学博士の称号を取得した後に医学科5年生に復学し、残りの過程を修了して卒業します。医師国家試験に合格すれば医師免許が取得でき、卒業後は研究者になる、臨床医学研究をする、医療に役立てるなどの道が選べます。

所在地：佐賀県佐賀市 鍋島五丁目１番１号

公式サイト：https://www.med.saga-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：97.1％

6年分の学費：349万6,800円

特色：佐賀大学医学部は「良き医療人の養成」を基本理念とし、教育・研究・診療という3つの使命を一体として推進することを目標としています。医療技術の習得だけにとどまらず、プロフェッショナリズムと人格的に優れた医療人を育成することがミッションです。

佐賀大学は東アジアに近いという地理上の利点を活かし、アジアを中心とする国際的医療に対応できる医学教育改革を行うことも目標として掲げています。

佐賀大学医学部は女子学生の割合が高いことが特徴で、2021年度の卒業生は男性51名、女性52名と男女比がほぼ半々でした。

所在地：長崎市坂本１丁目12-4

公式サイト：https://www.med.nagasaki-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：95.0%

6年分の学費：349万6,800円

特色：長崎大学医学部は、オランダ海軍軍医ポンぺ・ファン・メールデルフォールトによって1857年に開かれました。

世界で唯一原爆の被害を受けた大学として、原爆医療には特に注力しています。1986年に発生したチェルノブイリ原発事故においては、健康被害の調査、被害者救済支援、被ばく医療学に関する研究で世界的に活躍しました。

へき地医療にも力を入れており、5年次には一週間離島に滞在して医療・保健・福祉の実習を行い、6年次には希望する学生が4～5週間離島に滞在し、臨床実習を行うことも特徴です。

所在地：熊本市中央区本荘１丁目１番１号

公式サイト：http://www.medphas.kumamoto-u.ac.jp/medical/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：96.1％

6年分の学費：349万6,800円

特色：熊本大学医学部は、北里柴三郎を始めとして世界的な研究者を輩出してきました。

日本の大学では初めてとなるエイズに特化した研究センターが設立されており、世界水準の優れた研究を行う大学を支援するリサーチユニバーシティ22校にも選出されています。

 基礎医学系学部で学位を取る学生が減少傾向にある状況に歯止めをかけるために、高校生のときから医学・生命科学研究に興味を持つ人材を発掘・育成し、学部時代から大学院修了までシームレスに研究サポートを行う「柴三郎プログラム」が構築されていることも特徴です。

所在地：大分県由布市挾間町医大ケ丘１丁目１番地

公式サイト：https://www.med.oita-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：97.3％

6年分の学費：349万6,800円

特色：大分大学医学部では2021年度から「研修医・博士課程コース（ORPhD）」を構築し、初期研修期間中から大学院博士課程に進学できるようになりました。2022年度から始まった「基礎研究医プログラム」によって、初期臨床研修の必修科目終了後の選択科目研修期間中に、基礎医学研究室で研修を受けられます。研修医のニーズが多様化していることに伴い、基礎研究を早い段階から行うことが目的です。

海外からの留学生受け入れを積極的に行い、国際交流にも力を注いでいます。ASEAN諸国、ロシア、サウジアラビアなどの大学と協定を結んで人材育成・医療教育を行っており、医学生や専門医の人事交流も盛んです。

宮崎大学医学部

所在地：宮崎県宮崎市清武町木原5200

公式サイト：http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/home/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：94.0％

6年分の学費：349万6,800円

特色：宮崎大学医学部は大学院に医学獣医学総合研究科を設置しており、医学部と獣医学部で共同研究を行っています。医学と獣医学が連携・融合して設置された大学院は国内初です。

2018年度には日本医学教育評価機構の医学教育分野別認証の審議を受け、国際医学教育連盟グローバルスタンダードに準拠する医学教育機関であることを認定されました。

宮崎県と連携した地域医療の充実に向けた取り組みとして、2022年度入試からは学校推薦選型選抜の定員を15人増員して40人にしています。

鹿児島大学医学部

所在地：鹿児島市桜ケ丘8-35-1

公式サイト：https://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：91.1％

6年分の学費：349万6,800円

特色：鹿児島大学医学部では入学直後から医学・医療を考え、医師という専門職に求められる態度や価値観を学ぶ「プロフェッショナル教育」が行われています。プロフェッショナリズム科目は臨床実習に続く科目として位置付けられており、知識として理解するだけにとどまらず、ポートフォリオを用いて振り返りを行いながら学習や生活の中の行動として実践し、自分の価値観や考え方として身に付けていきます。

一つの科目で複数の専門領域を統合して学ぶカリキュラムが実践されており、3～4年次の総合医療科目では臓器別、領域別の内容を学習単位とする科目構成になっていることも特徴です。

琉球大学医学部

所在地：沖縄県西原町字上原207番地

公式サイト：https://www.med.u-ryukyu.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：93.6％

6年分の学費：349万6,800円

特色：琉球大学医学部は国内で唯一の亜熱帯気候に属する島しょ県にある大学であり、沖縄県ならではの地域性を活かし、熱帯・亜熱帯環境下での感染症研究、長寿医学、代謝疾患、生活習慣病の予防、遺伝性疾患、琉球列島の成り立ちに関連する人類遺伝学、東南アジア地域の国際保健に関する基礎的・臨床的研究に力を注いでいます。

琉球大学病院においては、社会に貢献できる医師を養成するために、地域の第一線の病院や保健所・診療所と綿密に連携し、医師として必要な基本的臨床能力（プライマリ・ケア）を身に付けて全人的で科学的根拠に基づく医療を行うことを目的とした「RyuMICプログラム」が実施されていることも特徴です。

大学別模試はこちら

所在地：福岡県久留米市旭町67番地

公式サイト：http://www.kurume-u.ac.jp/site/med/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：85.7%

6年分の学費：3,637万8,000円

特色：久留米大学医学部では、アクティブラーニングを支援する学習機器や訓練施設を充実させ、1年次には仲間と学び合う協同学習、3年次には科学的探究心を育む研究室配属、4年次には臨床実習前訓練、6年次には卒前統括講義など特色のあるカリキュラムを実施しています。

少人数教育にも重きを置いており、1年次のオーラルイングリッシュではネイティブ教員による1クラス約20名編成での授業を行っているのも特徴です。

医学教育研究センターで学生のニーズに合わせた学修支援を行うほか、学内コンサルタント、クラス担任、テューター、所属クラブ長による助言や指導も行われています。

福岡大学医学部

所在地：福岡市城南区七隈7丁目45-1

公式サイト：https://www.med.fukuoka-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：97.7%

6年分の学費：3,773万8,260円

特色：福岡大学医学部では従来の講義形式ではなく、7人程度の少人数グループで自ら調べ、考え、討議し、問題解決能力や自学自修の姿勢を身につけることに重点を置いており、テューターが学生主体の学びに適切なアドバイスを行うことで教育効果を高めています。

臨床修練の場として福岡大学病院、福岡大学筑紫病院、福岡大学西新病院の3病院があり、クリニカルクラークシップ方式によって充実した臨床修練を行えることも特徴です。

基礎・臨床を超えた広い視野に立った研究を行う6つの総合研究室が設置されており、各教室が先進的な専門研究を行い、専門分野を超えて連携を強化しています。

産業医科大学医学部

所在地：北九州市八幡西区医生ヶ丘1番1号

公式サイト：https://www.uoeh-u.ac.jp/

医師国家試験合格率（2022年実績・新卒者のみ）：94.2%

6年分の学費：3,049万円 （うち1,919万3,200円が修学資金貸与額として貸与されるため、実質負担額は1,129万6,800円）

特色：医科教育による偏りに対処するため、1～4年次まで医の倫理を教育するなど総合教育を行っています。また、1～6年次まで多くの基礎・臨床医学の実習を行っているのも特徴です。リサーチマインドを養うために3年次に基礎研究室配属を10週間行います。

国際教育に力を入れており、5年次の臨床実習は韓国の医学生を受け入れ英語で臨床実習を行い、6年次の臨床実習では韓国に学生を派遣して国際教育を行うことも特徴です。

1～6年次まで産業医学教育を行い、医師国家試験に合格すると同時に産業医の資格も得られます。

医学部合格を勝ち取るためには、学校ごとの入試出題傾向に合わせた入念な対策が必要です。医学部受験のためのノウハウを熟知しており合格実績の高い医学部進学予備校メビオでは、受験生一人ひとりに合わせたきめ細かな指導を行っています。九州・沖縄地方の医学部受験を目指すならメビオを選んではいかがでしょうか。