長崎大学医学部の特徴

長崎大学医学部の歴史は古く、1857年にオランダ海軍軍医だったポンぺ・ファン・メールデルフォルトによって、長崎奉行所西役所医学伝習所で医学伝習が開始された日を開学日と定めています。その後1949年に国立長崎大学医学部が設置され、国立大学として歩み始めました。創立者のポンぺ・ファン・メールデルフォルトの考え方を継承し、深い医学知識と豊かな創造性、高い倫理観を身に付けた医師や医学者の育成を目標としています。

キャンパス所在地	長崎市坂本1丁目12-4
URL	https://www.med.nagasaki-u.ac.jp/med/index.html
6年間の学費	349万6,800円
医師国家試験合格率（2021年度新卒・既卒含めた実績）	91.5％

グローバル人材が育つ環境

医学科ではグローバルな感覚を身に付けた医療人の育成を目指していることから、海外の大学で基礎医学研究（3年次）や臨床医学研修（6年次）に従事できるプログラムが用意されています。派遣先はオランダ・ドイツ・ベラルーシ・アメリカ・シンガポール・韓国等です。

また医学の世界は日進月歩という言葉通り、常に新しい世界の情報を手に入れ発信していくことが必要なため、英語力は不可欠です。医学の専門用語の語彙力と論文読解力を高めるために、医学英語e-ラーニングシステムを導入し、将来に役立つ英語教育を行っています。

原爆後障害や熱帯医療などに強み

崎大学医学部には、原爆被爆者に起こりうる後障害の治療や発症予防、放射線が人体にどのような影響を及ぼすかを研究する、長崎大学原爆後障害医療研究所があります。国際的にはチョルノービリ（チェルノブイリ）原発や、カザフスタン共和国セミパラチンスク周辺の放射線障害の研究を行い、国内では福島原発事故の放射線健康リスクの制御を担う中心的存在です。

長崎大学熱帯医学研究所は熱帯地域にまん延する感染症を克服するために、ワクチンや薬の開発を含め、環境や貧困などの問題に対して総合的な戦略を打ち出そうとしています。また、研究に興味がある学生は「NU-CLEAR Training Program」を利用して3年次から大学院の共通科目を先行して履修できます。

奨学金情報

長崎大学医学部に通う学生が受けられる奨学金は以下のものがあります。

• 日本学生支援機構奨学金（給付・貸与）
• 民間・地方公共団体などの奨学金
• 長崎県医学修学資金貸与制度

2020年度入学者に貸与される金額は6年間で933万6,800円の予定です（有利子）。ただし、貸与を受けた期間の1.5倍の期間にわたり（離島・へき地は2分の1以上の期間）知事が指定する医療機関に勤務することを条件として、元金および利息の返還が免除されます。

◎2021/12/15(水)時点でのデータ

大学入学共通テスト

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