初学の生物を鍛え上げる最短ルートを提示。
Dさんの場合(2017年卒)
東京女子医科大進学。
他に、近畿大医学部合格。
「物理はもう無理! 生物に変える!」 ――浪人することが決まったと同時に、Dさんは物理→生物への転向を固く決意していました。
しかし、不安もありました。「周りはみんな3年間生物を勉強してきている中で、自分はゼロからのスタート。本当にちゃんとついていけるだろうか」――生物初心者なら誰でも一度は抱く不安でしょう。けれども心配は無用。こうした不安をやわらげてスムーズに生物の勉強をスタートできるよう、メビオでは春期講習中に生物初心者に対して、少しだけ先行して本科の内容を紹介する授業を設けています。Dさんもこの先行授業を受けていたお陰で、初回の生物の授業を安心して受けることができました。
ただ、この先行授業はあくまで心理的な負荷をやわらげるためのオリエンテーションのようなもの。メビオではそもそもふだんの授業の中で、生物初心者や生物の苦手な人が一から理解できる説明を目指しています。クラスには生物が得意な人ももちろんいますが、受験までの1年間でチェックしておかなければならない知識の量は、初心者も経験者もある意味同じ。あとは習熟度に応じて、確認すべき知識の優先順位が変わってくるだけです。そうした生徒一人ひとりの習熟度を、授業中のやりとりや毎回の復習テストを通じて把握し、適切な知識の優先順位を伝えられるのがメビオの少人数制の強み。わたしたち講師の腕の見せ所でもあります。
そうしたスケジュールをこなしていく上で、「メビオの寮に入っていて本当によかった」というDさん。大阪市内に実家があるDさんは、実家からメビオへ通うこともできたのですが、通学による負担やタイムロスを減らしたいと考え、春期から寮生活を始めていました。寮はメビオの校舎から徒歩1分。生物初心者ということで、他人より少しでも多くの勉強時間を確保したかったDさんにとって、理想的な環境だったそう。
限られた時間をうまくやりくりしつつ、紆余曲折を経て、11月の実力テストでは、ついに生物で83点18位という好成績。冬期講習の時期になるとすっかり初心者感もなくなり、十分に本番を戦い抜ける力がついていました。
いざ本番が始まると、スピード・要領が求められる東京女子医科大の生物や、本格的な論述力が必要とされる近畿大医学部の生物も見事にこなしていずれも正規合格!! 年々医学部受験が難しくなっていく中で、それでも一つの科目をゼロからスタートして間に合わせることは十分可能なのだということを、Dさんは改めて認識させてくれたのです。