久留米大学医学部各科目の講評および全体総括
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入試
メビオ講師コラム
2024/02/03(土)
2月1日、久留米大学医学部の一般前期入試が行われました。
久留米大学の志願者数は、直近3年間で2034人から1571人、さらに1279人と減少傾向にありました。しかし、今年度の入試では志願者数が1383人と微増しました。久留米大学の入試会場は本学と東京の2会場しかないため、近畿地方の受験生は移動を余儀なくされます。そのため、東京会場を選ぶ受験生が多いようです。
今回の出題について、メビオ講師による各科目の所感を紹介します。
英語
昨年と同様に大問は6題構成で、出題形式に変化はありません。大問1と2は難化しましたが、大問4が易化したことにより、全体としては昨年度と難易度は大きく変わらないと予想します。目標は65%です。
数学
昨年と同様に大問は5題構成で、どの大問も得点しにくい設問が用意されています。1つの大問を完答すること自体が難しいです。粘り強い思考力や計算力が求められる問題セットでした。目標は55%です。
物理
昨年と同様に大問は3題構成で、難易度は2023年度前期と同程度です。どの問題も一度は解いたことがある受験者が多かったでしょう。各大問の前半部分は易しく、多くの受験生が正解できる一方で、後半部分は比較的難易度が高く、その部分で得点差が生じたでしょう。特に、大問2の(7)、(8)はやや難しく、時間を使い過ぎてしまった受験者もいたかもしれません。目標は70%です。
化学
昨年と同様に大問は4題構成で、2023年度と比較して問題の難易度が上がり、計算量が増えたため得点しづらくなりました。大問1と大問4を確実に押さえて70%を目指したいところです。
生物
昨年と同様に大問は4題構成で、昨年度に比べて大幅に易化しました。どの大問も取り組みやすい問題ばかりが出題され、論述量も大幅に減少しました。高得点勝負になることは必須で、目標は85%です。
総評
全体として、昨年より若干点数が取りやすくなりました。1次合格突破ラインは、ズバリ230点です。
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