藤田医科大学後期 各科目の講評および全体統括
藤田医科大学後期 各科目の講評および全体統括
入試
メビオ講師コラム
2025/03/05(水)
(最終更新日2025/03/05)
3月3日に藤田医科大学の一般選抜後期入試が行われました。
今年度の出題はどのようでしたか。以下に、メビオ講師による各科目の所感をお伝えします。
数学
2025年度前期と比べると、小問集合および大問ともにやや難化しております。小問集合では、計算が手間であることや、ショートカットのテクニックを活用できると有利な設問が含まれており、得点差が生じやすい状況でした。大問では、整数問題は比較的穏やかな出題でしたが、値の評価に関する問題は方針の策定と計算に難があり、多くの受験生が苦戦しました。目標は60%です。
物理
2025年度後期は、昨年度後期と比べて易化しました。力学の大問は2題とも解きやすく、取りこぼしを避けることが望まれる問題でした。熱の問題は計算が煩雑になり、受験者の多くが時間を要しました。電磁気の問題は標準的な内容ですが、問6では計算力が求められました。また、例年出題されていた剛体の問題が出題されなかったため、全体として解きやすい設問の割合が高くなっていました。目標得点率は75%です。
化学
2024年度後期と比べると、大問数は7題から6題に減少しましたが、題の難易度が上がっていたため、全体としての難易度は概ね同程度でした。時間的に厳しい分量であったため、見直しに十分な時間を確保できた受験生は少なかったです。したがって、少なくとも第1問や第2問など、難易度の低い設問をミスなく解答する必要があり、残る問題の出来により得点差が生じました。一次合格の目標は65%です。
生物
前期試験と比べると易化していましたが、アウトプットの精度と総合力が問われ、実力差が明確に反映される出題でした。多くの受験生にとって、第2問の「バイオーム・生態系」の問題で得点を取りにくかったため、第1問の「骨とカルシウムイオン」や第3問の「免疫」の問題での得点が差を生む結果となりました。第2問の得点が取りにくい点を踏まえると、後期試験という難関を考慮して、目標は75%です。
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