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関西医科大学後期 各科目の講評および全体統括

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関西医科大学後期 各科目の講評および全体統括

入試

メビオ講師コラム

2025/03/05(水)

(最終更新日2025/03/05)

3月1日に関西医科大学の一般選抜後期入試が行われました。

今年度の出題はどのようだったのでしょうか。以下、メビオ講師による各科目の所感をお伝えします。

動画版:関西医科大学後期 各科目の講評と全体統括はこちら

数学

2024年度は前期・後期ともに非常に難易度が高かったですが、それと比較して2025年度の前期・後期はどちらも取り組みやすい難易度となっています。特に後期試験においては、各大問ともに同種の問題の解答経験があれば完答できるレベルであるため、高得点が期待できます。ただし、経験の有無によって得点に大きな差が生じるため、特に大問ⅢおよびⅣでは注意が必要です。

物理

2025年度後期は、昨年度後期と比べてやや易化し、今年度前期と比べてもやや易しい内容となっています。大問1・2は標準的な内容であり、確実に得点できる問題です。大問3では光の進行方向を幾何学的に考察する必要があり、出題意図の把握が難しい設問が含まれています。大問4は絶対零度の実験的導出に関する問題で、グラフの読み取りが重要なポイントです。全体として解答しやすい構成ですが、大問3内の問3と問5は難易度が高いため、目標得点率は75%となっています。

化学

2024年度後期と比較すると、形式面における変化はありません。ボリュームも同程度ですが、各大問の難易度は全体的に下がっており、易化しています。なお、得点の差は「すべて選び」における抜け落ちや解答様式の誤りの数に影響するため、一次合格には85%の得点が必要です。

生物

「植物の環境応答」「タンパク質の輸送・分泌」「カタラーゼの実験」など、オーソドックスな出題が多く、前期試験と比べると時間に余裕がありました。また、スケッチを求める問題や写真の判別を行う設問があり、多くの受験生にとって慣れない形式であったため、解答に自信を持ちにくい傾向が見受けられました。しかし、難関校であることを踏まえると、受験生は85%の得点を目標として取り組む必要があります。

総評

一次合格ラインは360点です。

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