2024年度全国医学部情報
東京大学
東京大学医学部の特徴
東京大学医学部の起源は1858年に83人の蘭医が設立した種痘所です。種痘所は移転しながらも継続し、1860年には幕府直轄になりました。翌年には西洋医学を講習する西洋医学所に改称され、明治時代に入ると東京医学校となり、1877年には東京開成学校と合併して東京大学医学部が誕生しています。
その後は帝国大学や東京帝国大学の時代を経て、戦後は再び東京大学となりました。現在の医学部には医学科と健康総合科学科があり、「生命科学・医学・医療の分野の発展に寄与し、国際的指導者になる人材を育成する」ことを教育研究上の目的と定めています。
キャンパス所在地 | 東京都文京区本郷7-3-1 |
URL | https://www.m.u-tokyo.ac.jp/ |
6年間の学費 | 349万6,800円 |
医師国家試験合格率(2021年度新卒・既卒含めた実績) | 87.8% |
世界最高レベルの講義
屈指の難関校として知られる大学であり、国内の医学部の中でも最高峰なのが東京大学の医学部です。東京大学では独自のカリキュラムが組まれており、入学後2年間の前期課程は教養学部に所属して一般教養を広く学び、3年目以降の後期課程から本格的に医学部の学びが開始します。
医学部には全科類から進めるチャンスがあるものの、東京大学教養学部理科三類を受験するのが一般的です。世界でもトップレベルの研究設備や研究環境が整備され、充実した講義が受けられるのも世界最高レベルの水準を誇る東京大学ならではのメリットでしょう。
政府からの運営交付金も国内トップ
国内でもトップレベルの大学だけあり、政府からの運営交付金も他大学とは比べものになりません。文部科学省が発表している国立大学法人運営費交付金の配分状況によると、2019年度の当初予算額で東京大学を100とした値では2番目の京都大学でも68.31にとどまっています。具体的には東京大学が822億円であったのに対し、第2位の京都大学は561億円、第3位の東北大学が458億円、第4位の大阪大学が447億円、第5位の九州大学が406億円と2位以下と大きく差をつけています。
多額の運営交付金が割り当てられていることで、恵まれた学習環境が実現しています。
奨学金制度
東京大学では大学独自の奨学金制度も充実しています。入学前に合格することを条件として募集される東京大学学部学生奨学金(予約型奨学金)は、入学後1年間年額50万が支給される制度です。
学部女子学生を対象とした奨学金として、島村昭治郎氏から「さつき会奨学基金」に寄付された原資をもとにした東京大学さつき会奨学金があります。このさつき会奨学金は学部学生対象のものと高校予約型の2パターンあり、いずれも女子を対象としています。
その他、学部学生が東京大学ジュニア・スタッフとして大学の公的活動に参画することに奨励費を支給するジュニア・スタッフ制度も設けられています。
◎2021/11/25(木)時点でのデータ
基本データ
ホームページ | https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/index.html |
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学部所在地 | 〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 |
学生数 | 465名 ※2021/05/01現在 |
大学アドミッションポリシー | 期待する学生像(東京大学全体) 東京大学は,教育理念に共鳴し,強い意欲を持って学ぼうとする志の高い皆さんを,日本のみならず世界の各地から積極的に受け入れたいと考えています。 東京大学が求めているのは,本学の教育研究環境を積極的に最大限活用して,自ら主体的に学び,各分野で創造的役割を果たす人間へと成長していこうとする意志を持った学生です。 何よりもまず大切なのは,本学の使命や教育理念への共感と,本学における学びに対する旺盛な興味や関心,そして,その学びを通じた人間的成長への強い意欲です。 そうした意味で,入学試験の得点だけを意識した,視野の狭い受験勉強のみに意を注ぐ人よりも,学校の授業の内外で,自らの興味・関心を生かして幅広く学び,その過程で見出されるに違いない諸問題を関連づける広い視野,あるいは自らの問題意識を掘り下げて追究するための深い洞察力を真剣に獲得しようとする人を東京大学は歓迎します。 |
一般入学試験(前期)
募集人数・受験料・出願期間
募集人数 | 97名 |
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受験料 | 17,000円 |
出願期間 | 2022/01/24(月)~2022/02/04(金) |
入試日程
大学入学共通テスト | 2022/01/15(土)・01/16(日) |
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一次発表 | 2022/02/15(火) |
個別試験 | 2022/02/25(金)・02/26(土)・02/27(日) |
合格発表 | 2022/03/10(木) |
試験科目
大学入学共通テスト
科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・評価基準 |
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国語 | 80分 | 200 | 「国語」 |
地歴・公民 | 60分 | 100 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目 |
数学 | 70分+60分 | 200 | 「数学I・数学A」必須、 「数学II・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 ※「簿記・会計」「情報関係基礎」を選択できる者には制限あり |
理科 | 60分×2科目 | 200 | 「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目 |
外国語 | 80分+リスニング30分 | 200 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 |
個別
科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・評価基準 |
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国語 | 9:30~11:10(100分) | 80 | 「国語総合」「国語表現」 |
数学 | 14:00~16:30(150分) | 120 | 「数学Ⅰ」「数学Ⅱ」「数学Ⅲ」「数学A」「数学B(数列・ベクトル)」 |
理科 | 9:30~12:00(150分) | 120 | 「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」「地学基礎・地学」から2科目 |
外国語 | 14:00~16:00(120分) | 120 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」から1科目 |
面接 | 9:00~17:00頃(10分程度) | 個人面接 総合判定の判断資料とする 受験者の人間的成熟度,医学部への適性,コミュニケーション能力等を評価 複数の面接員による評価を参考にして、場合によっては、2次面接を行うことがある |
個別試験 入試会場アクセス
会場 | 東京大学本郷キャンパス |
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住所 | 東京都文京区本郷7丁目3-1 |
学校推薦型選抜
募集人数・受験料・出願期間
募集人数 | 3名程度 |
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受験料 | |
出願期間 | 2021/11/01(月)~2021/11/05(金)17:00 |
入試日程
大学入学共通テスト | 2022/01/15(土)・01/16(日) |
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一次発表 | 2021/12/01(水)15:00 |
個別試験 | 2021/12/11(土) |
合格発表 | 2022/02/15(火)17:00 |
試験科目
大学入学共通テスト
科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・評価基準 |
---|---|---|---|
国語 | 80分 | 200 | 「国語」 |
地歴・公民 | 60分 | 100 | 「世界史B」「日本史B」「地理B」「倫理、政治・経済」から1科目 |
数学 | 70分+60分 | 200 | 「数学I・数学A」必須、 「数学II・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」から1科目 ※「簿記・会計」「情報関係基礎」を選択できる者には制限あり |
理科 | 60分×2科目 | 200 | 「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目 |
外国語 | 80分+リスニング30分 | 200 | 「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目 |
個別
科目 | 時間 | 配点 | 試験内容・評価基準 |
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面接 | 10~20分程度 | 個人面接 高等学校等からの推薦書類に記載された能力や経験を確認するためのプレゼンテーション:A0サイズポスターを事前作成し面接審査の説明に使用(在学中に行った主に自然科学に関連した活動と大学入学後の抱負について説明、使用言語は日本語※英語も可)その後、質疑応答を行う ポスターの内容を事前に把握するため、概略をA4用紙5p以内で説明した資料を出願時に提出 |
個別試験 入試会場アクセス
会場 | 東京大学本郷キャンパス |
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住所 | 東京都文京区本郷7丁目3-1 |
入学者情報
【一般選抜】受験者数および合格者数 | 受験者数335名、合格者数98名 |
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【学校推薦型選抜】受験者数および合格者数 | 受験者数14名、合格者数3名 |
医師国家試験合格率 | 新卒95.6%、既卒33.3% |
入学者内訳 | 男性83名、女性15名 ※合格者数 |
主な就職先 |
学納金
6年間に必要な学費 | |
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入学金 | 282,000円 |
授業料 | 535,800円 |
実験実習費 | |
施設設備費 | |
教育充実費 | |
その他 | |
2年次以降学費 |
奨学金
大学 | 東京大学さつき会奨学金 東京大学学部学生奨学金 |
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その他 | 日本学生支援機構の奨学金 公益法人奨学会 地方公共団体奨学金 ジュニア・スタッフ制度 |