報われない努力はないと実感できた。
医学部受験・合格体験記
平井 貴士(明星高卒)
近畿大学医学部進学。
報われない努力はないと実感できた。
私は30歳になります。私立文系出身の再受験生で英語・日本史・国語を現役時代は勉強していました。
12年ぶりの受験勉強で医学部を目指した当初は「まあなんとかなるだろう」と高をくくっていましたが、実際にメビオで勉強を始めると新しく覚えることがとても多く、想像以上に大変でした。特に化学は有機や無機など初歩的な暗記事項もまったく知らないまま受験勉強を始めました。4月に先生と一対一で周期表を覚えることから始めました。当然同じクラスメイトが授業中にどんどん問題を解いていくなかで、電池や酸化還元の式をまったく知らない私は取り残されていました。精一杯勉強して確認テストに望み、60点程度しか取れなかった解答が返却された時は、教室内で涙をこらえるのに必死でした。11月最終の模試では医学部全てE判定でした。12月に入ると各大学の過去問を解き始めましたが、数学は30~40点でまったく話にならない状態でした。「これはもう1年かかる。今年はもうダメだ」と考え始めました。
しかし、それでもとりあえず過去問を解いていると少しずつ点数が上がっていき、特に化学・生物は12・1月で急速に点数が上昇しました。1ヵ月前まで時間内に問題に手をつけることすらできなかったのに、その頃にはクラスで一番早く問題を解くことができる時もありました。「もしかしたらラッキーがあるかもしれない。数Ⅲがなく数学の配点が少ない近畿大学ならば」と少し期待をして各大学の入学試験に突入しました。案の定手がつけられない問題が出題され、次々と不合格の知らせが来ると気持ちがとても落ち込みました。
そんななか、望みをかけて受験した近畿大学は数学が比較的簡単で、一番手ごたえがありました。夜の9時に合格とわかった時は今までの苦労はすべて吹き飛びました! 私の合格体験記をご覧になっている皆さまも、厳しいメビオの授業が嫌になるときがあると思います。ですが、ある先生に言われた「努力は必ず報われる。報われない努力はない」という言葉を信じてください。本当に努力は必ず報われます。