医学部受験一筋医学部進学予備校メビオ

【終了】2024年度入試対策 医学部攻略講座(冬期)

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2024年度入試対策 医学部攻略講座(冬期)

私立医学部攻略講座

私立医学部攻略講座の受付は終了しました

いよいよ一般入試直前! 私立医学部入試対策の直前攻略講座を実施します。
メビオが今まで蓄積したノウハウから、大学ごとのクセや傾向を講師自ら伝授。
過去問の分析をもとにした予想問題の演習で各大学に沿った重点的な学習が可能になります。

大阪医科薬科大学

藤田医科大学

川崎医科大学

金沢医科大学

福岡大学医学部

久留米大学医学部

兵庫医科大学

関西医科大学

近畿大学医学部

対象大学ごとの受講が可能で、全科目(英語・数学・化学・生物or物理)を実施。
授業はもちろんメビオの講師が担当。テキストももちろんメビオの講師が作成。
医学部合格へ向けて、この攻略講座を利用しましょう!

※オンラインで録画視聴できます。

受講者限定特典

川崎医科大学近畿大学医学部大阪医科薬科大学の攻略講座を対面で受講した方限定で、各大学について

内部生のみ対象
医学部入試直前講座

を受講いただけます(有料)。

スケジュール(各大学詳細部分をご確認ください)

期間 2023/12/10(日)〜2024/2/7(水)
時間 9:30〜17:15
日程 実施対策大学
2023年 12/10(日) 大阪医科薬科大学 1
12/16(土) 藤田医科大学
12/26(火) 川崎医科大学
12/27(水) 金沢医科大学
12/28(木) 福岡大学医学部
12/29(金) 久留米大学医学部
2024年 1/5(金) 兵庫医科大学
1/6(土) 関西医科大学
1/7(日) 近畿大学医学部
2/7(水) 大阪医科薬科大学2

※1と2の授業内容は異なります。
※オンラインで録画視聴できます。

料金

大阪医科薬科大学

藤田医科大学

川崎医科大学

金沢医科大学

福岡大学医学部

久留米大学医学部

兵庫医科大学

関西医科大学

近畿大学医学部

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象学年

高校3年生以上(医学部志望者)

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

お申し込み・お問い合わせ

私立医学部攻略講座の受付は終了しました

[12/10・2/7]大阪医科薬科大学

大阪医科薬科大学攻略講座

2024年2月10日に行われる大阪医科薬科大学入学試験の対策授業です。

日程

①2023年12月10日(日)受付終了
②2024年2月7日(水)受付終了

時間割

  12/10(日)・2/7(水)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

①2023年12月7日(木)20:00
②2024年2月6日(火)12:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

受講者限定特典

大阪医科薬科大学攻略講座を対面で受講した方限定で、

内部生のみ対象
2/8 大阪医科薬科大学
入試直前講座

を受講いただけます(有料)。

大阪医科薬科大学 2023年度(前期) 入試問題分析

英語

試験時間80分。大問1は英文和訳3問と60字説明問題,大問2は英文和訳3問,大問3は和文英訳3問という前年度前期と同様の形式。昨今の私立医学部では珍しい記述のみの問題構成であり,国公立志望者にとっては特別な試験対策があまり必要ではない。実際に国公立医学部受験者が併願校として受験する傾向にあるため,答案に求められる完成度は非常に高いと予想される。2023年度はどの大問も標準的な難易度であり,できる限りミスによる失点を押さえて確実な答案作成ができたかどうかで差がついただろう。英文和訳に関しては,構造そのものが平易であっても,修飾関係や並列関係の判断を誤ると大きな失点につながる可能性がある。和文英訳に関しては,「秀でる」,「批判的に分析する」,「反省」,「~してはじめて」,「優れた技量」といった表現に必要な語彙力を備えていれば,英文そのものを構成することはさほど難しくない。

数学

2023年度の出題分野は,曲率中心,数学Ⅲの積分,複素数平面,確率漸化式,整数となっており,ほぼ例年通りであった. 〔1〕は曲率中心を求めて,その移動距離を計算する問題だったが,ここは正確に計算すれば完答できる. 〔2〕の増幅振動曲線の問題は面積計算を正確に行いその極限を求める問題だが,かなりの計算力を必要とする. 〔3〕の複素数の問題は,正n角形を表すn次方程式と幾何の深い関係を見抜かないといけない. 〔4〕の確率漸化式も立式が難しい. 〔5〕は9進数の見慣れない問題だった.初見の問題を考え抜く力が問われている. 例年に比べると証明問題の割合が減っているのだが,値を求める問題がすべてかなりの難度があり,昨年度より難化したと言えるだろう.全問記述式であり,しっかりした答案を作成しつつ計算をこなしていかないといけない.普段から練習を積み重ねておく必要がある。

物理

例年,形式は記述式の大問4問,空所補充および,数値計算やグラフの描図を含む記述式。設問数は各大問で5~7問で,解答数は30問程度。 大問4問は,力学と電磁気,小問集合(大問4)に加えて,波動,熱,原子の分野から1問。複合問題も出題されることがある。 2023年度は例年と傾向は変わらず,グラフの描図やデータの読み取りなど新傾向の問題は出題されなかった。 各大問の後半の計算がやや重かったが,ほとんどが標準的な内容であった。 高得点を得るには,一つの問題に対し一つの解き方だけでなく,様々な解法を選べるようにし,制限時間内により多くの問題を効率良く解けるようにすることが必要である。そのためには,普段から偏り無く学習し,一つの問題に対して異なる解法を考えるようにするなど,物理現象を深く理解をするよう心がけておくと良いだろう。繰り返し同じテーマの出題があるため過去問による対策は有効。

化学

2科目120分で,例年通り大問4題の出題. 大問Ⅰは閃亜鉛鉱型の結晶格子の問題.限界半径比や,すべてを同一原子とみなすとダイヤモンド型結晶格子になる設問も典型的である. 大問Ⅱは錯イオンの平衡に関する出題.見慣れない問題に面食らった受験生も多かったと思われる.理論考察の必要な難易度の高い問題だった. 大問Ⅲはシュウ酸を使った中和滴定と酸化還元滴定の問題.実験装置も基本的であり,計算の数値もきれいになるので落としたくない問題. 大問Ⅳは経験値で差がつきそうである.問 5 の α–ガラクトースの構造は覚えていないと書けない. 問 6 は構造を考えれば答えを導くことができる. 易化していた 2022 年度より難化し,例年並になった.Ⅰ,Ⅲ,Ⅳを手堅く取れたかどうかが勝負どころになりそう. ボーダーは 70 % 程度だろうか.

生物

例年どおり,大問4題構成で,出題形式は前期・後期ともに「論述・計算あり」の「記述式」である。注意すべきなのは字数指定のない「説明せよor簡潔に説明せよ」という論述問題で,解答欄が1行ならば20字程度,2行ならば40字程度で答えるのが適当だろう。リード文やグラフから読み取れることを記述させる論述問題が多く,よくできる受験生ほど「そんな書いてあるとおりのことが正解なのか」と感じてしまうかもしれない。しかし,そこは臆さず,読み取れることを客観的に記述しよう。出題範囲に偏りはなく,2023年度も「進化・系統分類」や「個体群・生態系」を含め,非常に広範囲から出題されているため,苦手分野を作らないことが対策としては最も有効である。とはいえ,どの範囲も設問自体は無理のない良問が多いので,基本的な知識の精度をいかに高められるかが勝負である。精度の高い基礎知識さえあれば,かなりの高得点を狙えるだろう。

[12/16]藤田医科大学攻略講座

藤田医科大学攻略講座

2024年2月4日に行われる藤田医科大学入学試験の対策授業です。

日程

2023年12月16日(土) 受付終了

時間割

  12/16(土)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月13日(水)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

藤田医科大学 2023年度(前期) 入試問題分析

英語

試験時間90分。前半の大問4題がマーク式,後半2題が記述式という大問構成。2022年度から大問が1 つ増えたが、全体の分量としては大きな変化はない。全体として2022年度前期よりもやや難化。前半のマーク式でしっかりと点数を稼ぎ、後半の記述式でどれだけ点数を拾えるかが勝敗を決める。記述式長文問題については,文章内容が受験生にとって馴染みのないものが多く、その場で考える力が求められる。また説明に必要な記述力,要約能力に関しては国公立二次レベルと言ってよい。大問6の英文中の下線部英訳問題については,これまでと違って「日本文化」に関する英文に限らず幅広いテーマで出題されている。文中の英語表現を利用することはできるが,本文自体に目を通す時間を確保するには速読力が鍵を握るだろう。全体として処理力と記述力の有無で大きく点差のつく問題である。

数学

例年,マーク形式の小問集合が1題,記述形式の大問が2題の計3題。配点は120+40+40とみられる(前期・後期・未来入試ともに共通)。 小問集合の設問は10個前後。処理力や要領のよさが必要。整数,図形,数列,データの分析などが頻出。「基準点」(年度によって一定しない)に満たないと不合格となる。 大問は記述重視。「答だけなら採点対象外」といった記載がある。公式の導出などを含む証明問題や,確率,整数,図形,数と式,数学Ⅲの微積分などの分野が頻出。 2023年度も上の傾向に沿った出題。問題1は例年に比べるとやや軽めだった。問題2は,誘導に乗れなくても他の方法で定積分の結果を出せたかが重要。問題3は難度が高く,多くの受験生は得点出来ていないだろう。 対策としては,演習を通してマークならではのテクニックは身に付けたい。大問については,典型的な証明問題の比重は大きくしておこう。

物理

主に解答のみの記述式の大問が4問,数値計算やグラフ,論述の問題を数問含む。解答数は例年25程度。 大問4問中2問が力学であることが多く,複数分野の融合問題も出題される。全般的に難易度は高く,受験生が見慣れない問題や計算量が多い問題を出す傾向が強い。目標点が5割程度と,他大学と比較すると低めなことが多い。解答時間に対して難易度が高く作業量が多いため,標準的な設問を優先的に解いた方が正答率は上がり易い。 2023年度前期の解答数は2022年度と比べ9問ほど多く例年並で32であった。 大問1の剛体のつりあいや大問4の運動方程式の問題のは式の処理に時間がかかる,大問2の気体の状態変化や,大問3の波の式のような,作業量のあまり多くない問題を先に終えて,大問1と4の後半にどれだけ時間を割けたかで差がついたと思われる。 過去問で時間配分やどの程度解ければよいのかの感覚を養っておくことは対策として有効。

化学

化学は第1問~第6問までと,昨年度から大問数に変化はなかった。出題傾向としては,昨年度まで必ず出題されていたグラフ関連(描画または選択)の問題が全く出なかったことが特筆される事柄である。昨年度の第2問のような小問集合が減ったことと,今年度の第6問(有機構造推定)は差がつきやすいようなやや骨のある出題だった分,得点はしづらくなった。また知識問題にややマニアックな内容も見られ,より知識の深度が要求されていると言える。標準題をしっかりやり込み易問を落とさないようにしながら,図録などを用いて現象や実験操作などへの理解を深める学習を心がけたい。図録に掲載されている内容はすべて出題される可能性があると考え,できるだけ隅の方まで目を通しておきたい。また,有機化学分野の習熟度を上げることも藤田医科大合格には欠かせないだろう。今回は標準レベルの出題が並んだため,一次合格には65%を目指したい内容であった。

生物

例年どおり大問4題構成で,出題形式に大きな変化はないものの,前期は取り組みにくい大問が多かった。注意すべきなのは「簡潔に記せ」という論述問題で,字数指定はないが,解答欄の大きさから考えると,1題につき20字~40字程度で答えるのが適当だろう。年度によってはこの「簡潔に記せ」が10題前後あるため,いかに手際よく処理できるかで勝負が分かれる。ただ,1題の配点は3~4点だと思われるので,細部にこだわりすぎないように気をつけたい。出題範囲に偏りはなく,2023年度も「植生・遷移」からの出題があり,対策としては,そうした医学部入試において頻出ではない範囲の知識もしっかりと確認しておく必要がある。また,「DNAの変異・修復」など,いわゆる「パターン」では対応しにくい問題もあるため,基礎知識を問う部分で確実に得点できる力を身につけておくことが重要だろう。

[12/26]川崎医科大学攻略講座

川崎医科大学攻略講座

2024年1月21日に行われる川崎医科大学入学試験の対策授業です。

日程

2023年12月26日(土) 受付終了

時間割

  12/26(火)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月23日(土)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

受講者限定特典

川崎医科薬科大学攻略講座を対面で受講した方限定で、

内部生のみ対象
1/19 川崎医科薬科大学
入試直前講座

を受講いただけます(有料)。

川崎医科大学 2023年度 入試問題分析

英語

試験時間80分。2022年度と同じ3問構成。2022年度とは異なり、2021年度以前と同じく大問3のほうが大問2より語数・設問数ともに多くなった。大問1の文法・語法4択問題は従来に比べ前置詞の出題が減り、品詞・語法・熟語等語彙に関する出題の割合が増えている。長文問題では従来,医師としての心構え,健康維持のためのヒント,話題になったビジネス本からの引用,仕事や生活の知恵等に関する出題が多く、2023年度度は大問2が「感情が伝播すること」に関する英文,大問3が「私が数学教師になって必要と感じたこと」に関する英文。どちらも語彙は平易で読みやすく、設問に段落番号の指示があったり、問題文の順に設問が作られる等取り組みやすくなっている。試験時間には余裕があるので、長文問題2問にしっかり時間をかけ完答したい。

数学

全問マークシート形式で大問3題の構成。 出題分野は,大問3題中,少なくとも1題は必ず数学Ⅲの分野から出題され,あとは確率,図形(三角比・図形と方程式・ベクトルなど),数列が頻出である。2023年度では「指数・対数関数」「空間ベクトル」「数学Ⅲの微積分」から出題されており,これまでの傾向を踏襲したものになっている。 難易度は標準的ではあるが,中には難易度が高い問題や計算量が多い問題も含まれるため,時には問題を飛ばして先へ進む冷静さも大切である。1つの大問に複数の分野を盛り込もうとする傾向にあるため,融合問題に対応する訓練は積んでおくべきだろう。融合問題であるが故に,最初の設問が解けなくてもそれ以降の問題が関係なく解ける場合があるので,注意が必要である。 また,数学Ⅲの微積分の計算の修練は特に積んでおくべきである。ある程度訓練した後は,時間制限を設けて過去問を実際に解いて練習すると良いだろう。

物理

マーク数は26と2022年度入試の22よりも増加した。難易度がやや易~標準の問題が出ている。熱力学,原子分野からの出題がなく,川崎医科大としてはやや狭い範囲からの出題であった。また,川崎医科大に頻繁に出題されている,数学的な考察を要する問題は今回は出題されていない。 大問1は標準的ではあるが,特に衝突した以降の運動の取り扱いについては慣れていた方が有利である。大問2は2物体とばねによる単振動の問題であり,これも慣れておいた方が解きやすい。大問3はやや易しいが,ドップラー効果について正しく理解していないと誤答しかねない。大問4は典型的である。 総じて,教科書的な内容を正しく理解していないと,また2物体の衝突や2物体の関わる単振動のように取り扱いに慣れが必要な分野についての訓練を積んでいないと失点がかさむと言える。計算量は多くないので試験時間が不足することは無いのではないか。

化学

理科2科目で120分,化学は□1から□3までで,それぞれが互いに繋がりのない小問集合という形式である点は2022年度から大きな変更はなかった.なお,2022年度とは異なり□3では有機分野の出題に限定されていた.□1は(1)~(6)まで,□2は(1)~(10)まで,□3は(1)~(3)まで(□1から□3で総マーク数は38箇所)と昨年度より問題総数が減少しており,その分計算問題の比率が上がっていた.「すべてマークせよ」という指定の知識問題も増えていた.また,2021年度までの川崎医科大学で恒例の出題形式となっていた長文問題が再び出題されるなど.読解力や思考力が問われる問題と典型的な題を確実に処理する能力の両方が求められ,2022年度の入試問題よりやや難化したと言え,差が付きやすい出題となっていた.

生物

理科2科目120分。2023年度も2022年度同様,大問数は2題であった。出題形式は「マーク式」である。例年出題されている計算問題も,2022年度は出題されていなかったが2023年度では出題されていた。大問のいずれも異なるテーマを扱った中問構成となっており,大問1はⅠ~Ⅳ,大問2はⅠ~Ⅲと計7つのテーマについて幅広く問われた。しかしながら,どのテーマについても基本事項を中心に問われており,高得点勝負になったと思われる。川崎医科大学の生物では,ここ数年このような素直な出題が続いているので,計算問題も含めて基本的な問題をいかに素早く正確に処理できるかのトレーニングが必要である。出題範囲は,遺伝子分野は頻出であるが,その他の分野については偏りなく非常に広範囲から出題されているため,苦手分野を作らないよう満遍なく学習しておくことが重要である。

[12/27]金沢医科大学攻略講座

金沢医科大学攻略講座

2024年1月30日/31日に行われる金沢医科大学入学試験の対策授業です。

日程

2023年12月27日(水) 受付終了

時間割

  12/27(水)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月24日(日)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

金沢医科大学 2023年度(前期1日目) 入試問題分析

英語

大問数は前年度と同じ3問。全体の分量自体もほぼ同等。大問2の本文が著作権の都合上公表されていないが、大問1, 3に関する限り全体の難易度も前年度と変わらない。設問内容に関しては,前年度に引き続いて文挿入問題が出題された。また前年度と同様,共通テストを意識したような、本文の内容に対応するグラフを選択する、または図表を完成させるタイプの問題が出題されている。60分で全ての文章を精読することは難しく、設問にあらかじめ目を通しておくことで、注意して読むべき箇所を判断する必要がある。そしてこの判断が大きな鍵になると言える。適語補充には、空所を含む文の文構造をチェックするだけで解答にたどり着けるいわゆる文法問題もある。文章内容とは直接関係のない問題は確実に得点しつつ,精読と速読を上手く使い分けることを意識したい。時間配分としては,大問1,3ともに20分以内を大きな目安としておこう。

数学

例年,前期・後期の出題傾向や形式は共通していて,マーク形式で大問が4問となっている。 頻出分野は確率,数列,微積分である。特に確率は例年必ず出題されている。また,微積分では数学Ⅱの微積分の範囲からの出題も多い。 2023年度前期1日目は例年通りの難易度で,要領よく処理できたかどうかで大きく得点差がつきそうなセットだった。 基本的な内容の出題ばかりとはいえ,時間がかかる問題とそうでない問題との差が大きい。確率は難しくはないが,処理に時間がかかる出題であることが多い。数列では漸化式の基本的な処理は必須。微積分では面積公式を効果的に利用できるようにしておくことや,基本的な回転体の体積を求める処理に習熟しておくべきである。全体的に制限時間に比べ問題は多いと考えておいた方がよいだろう。面倒な問題を後回しにするなど,限られた時間内に器用に立ち回る練習をしたい。

物理

2020年度から引き続き,理科2科目90分。大問2問,小問数は16問。 2020年度から試験時間が短縮されて4年目。2021年度を除いて,2020年度以降は大問2問の構成が続いている。 小問数は2020年度24問,2021年度19問,2022年度16問と減少傾向が続いていたが,2023年度は16問で横ばいであった。 数値計算は選択式ではなく,数値をマークしていく形式なので時間の節約がしにくい。 2023年度は大問1,大問2,ともに典型問題で時間内に完答可能な難易度だった。 物理は素早く完答し, 化学に多めに時間を割けるとよいだろう。 2020年度から試験時間が短縮されて以降,問題の難易度自体は易化傾向なので, どの分野が出題されてもよいように,標準的な難易度の典型題の解法は全て習得しておきたい。

化学

試験日が2日間になったが、出題分野は幅広く,2科目90分という試験時間や形式的な面での変化はなかった.分量の面では2022年度(8題,総マーク数47)から2023年度(8題,総マーク数40)に,「すべて選べ」という形式の問題数は2題から4題に変化した。計算問題の数は増え,昨年よりは少し難易度が上がった。合格には70%ほどの得点率が求められただろう.すべて選べというタイプの問題は正確な知識が求められること、(4)の水の電離度など受験生があまり慣れていない問題があったこと、ポリペプチドの計算などミスが起こりやすい出題があったことから、出来た受験生とそうでない受験生の点差は大きかったと思われる。全体的にはやや易~標準的な難易度の小問ばかりなので,学校の補助教材などを何周も解くような勉強方法でも十分対応可能。分野による穴をなくすことで高得点を目指したい。

生物

問題量は2022年度とほぼ変わらず,小問18題だった。2020年度より2科目90分となっており,それ以前に比べるとかなり時間的な余裕がなくなっている。まず,全体を通じて,グラフに対する本質的な理解・解釈を問う設問が目立った。また,大問3の計算問題は,単位の設定が一捻りしてあるため,いわゆる典型題を解くときの手癖だけでは正解できないようになっている。総じて,表面的な暗記だけでは対応できないような出題増えている印象である。対策としてはまず,幅広い分野から出題されるので,できるだけ苦手分野を作らないようにすることが求められる。とくに,小問集合タイプの問題では,正誤の理由まで突き止めておく勉強を心掛けてほしい。また,計算問題の演習をしっかりと積み,グラフの問題については,その意味がストンとくるまで理解・解釈を深めておくことが重要である。

[12/28]福岡大学医学部攻略講座

福岡大学医学部攻略講座

2024年2月2日に行われる福岡大学医学部入学試験の対策授業です。

日程

2023年12月28日(木) 受付終了

時間割

  12/28(木)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月25日(月)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

福岡大学医学部 2023年度 入試問題分析

英語

試験時間70分。大問の内訳は〔Ⅰ〕英文和訳1問,〔Ⅱ〕長文読解の内容一致4問,〔Ⅲ〕短文空所補充四択8問,〔Ⅳ〕発音・アクセント複合問題6問,〔Ⅴ〕語句整序4問という構成である。〔Ⅳ〕が「異なるもの」を選ぶ形式になったこと以外は大きな変化はない。福岡大学の問題は時間内に解ける分量であるので,一つひとつの問題を確実に点数に繋げていきたい。〔Ⅱ〕は解答1つあたりの配点が大きいと予想されるので,ケアレスミスには要注意である。〔Ⅲ〕は近年,「適しているもの」・「適していないもの」を選ぶ形式が頻繁に入れ替わっている。後者の場合には難化するので,落ち着いて解ける問題を見極めよう。〔Ⅳ〕では発音・アクセントを学習しているかどうかではっきりと差が出るので対策が不可欠である。〔Ⅰ〕と〔Ⅴ〕は,これらの出来が合否の分かれ目であるのでしっかり時間を充てるようにしたい。全体的には昨年並みの難易度。目標は75%。

数学

2020年度にマークセンス方式に変わってから難易が上下し安定しなかったが2022年度から標準レベルに落ち着いた。また,2023年度はそれまで問題数が6題だったのが5題に減り,すべての問題に取り組みやすくなった。さらに2023年度の問題は図形の性質の4番を除きどれも頻出テーマの問題であり,対策しやすかった。 出題分野に偏りはなく,いろいろな分野からの出題が続いている。よく出題される分野は,場合の数と確率,整数の性質,図形と方程式,数列,ベクトル,微分法,積分法である。他に複素数平面,極限も要注意である。2023年度の4番の図形の性質からの出題は珍しいと言える。 2024年度も2023年度と同じ5題の出題が予想される。時間配分を考え,すべての問題に取り組むことができるだろう。対策としては,上記の頻出分野を中心に標準レベルの問題で演習を積むとよいだろう。

物理

大問数が3,解答数は32で2022年度と同じ解答数。2022年度より難化した。複雑な計算を要求する問題は少ないものの,大問3では交流回路についての理解度の差が大きく現われ差がつく。目標得点率は75%。 大問1は円錐振り子の典型問題であり,似たような問題を解いたことのある受験生は多いだろう。回転数,周期,角速度を正確に扱う必要がある。大問2は複雑な状態変化は無く,情報量がそこまで多くないため扱いやすいと感じる受験生は多いだろう。熱力学第一法則と状態方程式をしっかり使いこなすことができれば完答できる。大問3の前半は直流回路の問題,抵抗,コンデンサー,コイルの性質を理解している必要がある。後半は直列共振交流回路の問題。正確な理解ができていなければ完答するのは難しい。最後まで手がつけられなかった受験者も少なからずいることだろう。

化学

理科2科目で120分,化学は1⃣~4⃣までの形式は変わらず。総合的な難易度としては 2022年度から大きな変化はない。 1⃣の問2や3⃣などは新課程への移行を意識したような思考力を問われる出題が見られ,そこに解きづらさを感じた受験生はいたかもしれない。2⃣はほぼ典型的な知識問題なのでここでの失点は避けたい。3⃣は解きづらくある意味差がつきにくいので,結局4⃣の有機構造推定の問題の出来が合否に最も関係したのではないだろうか。これは典型題ではあるが,官能基の性質について持ち合わせた知識を論理的に組み合わせて解く思考型の問題なので差がつきやすい。福岡大学に限らずどの大学でもよく出題される形式であり,経験値でかなりカバーできるので,様々な入試の過去問を解いて対策しておく必要がある。一次合格には80%を目指したい。

生物

2科目120分,大問5題構成,出題形式は「計算あり」の「記述式」で例年と同様である。出題範囲に偏りはなく,例年他の医学部では通常扱わないような「生態系」や「進化・系統」の範囲まで幅広く出題される。問われている知識は基本的な内容を中心としたものであるため,教科書の全範囲を広く理解しておく必要がある。また,大問1で珍しく論述問題が出題された。定番とされるものかつ20字と短い字数指定ではあるが,論述問題は今後も出題される可能性があるので,少なくとも定番とされる論述問題はおさえるようにしておきたい。計算問題についてもひねりのある設問は少なく標準的なものばかりなので,一通り対策をしておきたい。なお,大問1のような共通テストのようなグラフや実験内容に関する考察問題が出題されることがある。与えられている情報から判断することが十分に可能であるので,落ち着いて解答するようにしてほしい。

[12/29]久留米大学医学部攻略講座

久留米大学医学部攻略講座

2024年2月1日に行われる久留米大学医学部入学試験の対策授業です。

日程

2023年12月29日(金) 

時間割

  12/29(金)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月26日(火)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

久留米大学医学部 2023年度(前期) 入試問題分析

英語

試験時間90分。□1は短文空所補充8問,□2は不要文削除2問,□3は文中語句整序4問,□4は文中空所補充6問と内容一致8肢3択,□5は長文内容一致6問,□6は和文の英語要約と英文の日本語要約各1問の問題構成となっており,2022年度と比べて変化はない。2023年度前期の□2は解きやすい問題であったが,2022年度推薦の□2は同じ不要文選択であったものの,かなり難しい問題が出題された。今後の入試でも不要文を絞り込みにくい問題が出題される可能性があるので要注意である。□3は英語の学力が反映されやすく,点差がつく問題となっているので過去問でたくさん練習しておこう。□2〜□5は比較的新しい医学系の話題から出題されており,背景知識の有無も影響するため,英語の学習はもちろんのこと,普段から医学系の時事問題に触れておきたい。全体としては2022年度前期よりもやや難しくなっている。目標は65%。

数学

長い間,形式,出題範囲,試験時間に変化はない。ここ数年,難しい年が続いたので2023年度は標準レベルに戻るかと思われたがやや難しかった。合格者平均点が,他教科と比べてもかなり低く50点/100点に満たない。大問Iの3題は,基本的なテーマで計算も煩雑でなく解きやすい問題であった。対照的に大問IIや大問IIIは,テーマは頻出であっても計算が煩雑であったため最後の結果まで正しく到達できない人も多かったかもしれない。 対策としては,基本的な問題はもちろん,出題範囲である数学I,II,III,A,Bからまんべんなく頻出テーマを問題集などで徹底して演習することと大問IIIの対策として数学IIIの微積分法の計算力をつける必要がある。毎日定積分の計算を数問ずつ解き続けるなどドリルを積み重ねておくことが大切である。

物理

大問数が3,解答数は30問。記号選択が数問あるため,解答数が若干増加したが,分量は2022年度とあまり変わらない。難易度は 2022 年度前期とほぼ同じ.万有引力による単振動や,マイケルソン干渉計の後半の問題は一度類題を扱ったことがあるかどうかで差がついたと思われる.各大問の前半をほぼ正解することが求められ,各大問の後半の出来で差がついただろう.目標は 70 % 大問1は(4)までが典型問題であり,(5)以降が万有引力による単振動で,類題をあつかったことがあるかどうかで差がつく。大問2はマイケルソンの干渉計の問題。前半は標準的だが,(6)以降の波長変化による光路差測定はやはり類題を扱ったことがあるかどうかで差がつく。大問3の電流の作る磁場の問題は,直線電流の作る磁場の公式を覚えていないと手がつけられない。また,作業量が多く途中で計算ミスをすると連鎖し易いので慎重に計算を進める必要がある.

化学

2科目で120分,設問数は35~40程度で標準的な内容の出題。□1は,教科書の太字の語句を説明できるようにしておくこと。また,基本的な計算でミスがないように。有機分野の反応や異性体も出題されるので注意。□2は,電離平衡(緩衝液のpH)に関する問題はしっかり演習しておく。また,気体や蒸気圧および気相平衡に関する問題に注意。□3は,同族元素ごとにまとめて,酸塩基や酸化還元を利用して反応式を考えること。単なる暗記でなく,理論的に考えるように。□4は,脂肪族や芳香族について,教科書の内容を整理して,標準的な問題集を繰り返し演習しておくこと。また,糖類,アミノ酸,核酸,合成高分子などの標準問題もしっかり演習しておくこと。 Hgの単体が温度計に用いられていた理由(2023前期)やPbの放射線遮蔽材(2022前期)など医療系の題材にも注目する必要がある。

生物

理科2科目120分,大問4題構成で「論述あり」の「記述式」で例年通りであるが,前期では計算問題の出題がなかった。大問2で植生が出題されたが,久留米大学は「植物」・「進化・系統」・「生態系」等からの出題が他大学よりも多いため,広範囲に渡る知識の習得が求められる。しかし全体的には平易な知識を問う設問が大半なため,苦手分野を作らないようし高得点を狙いたい。また,大問4ではmRNAワクチンに関する出題がなされ,身近な話題ではあるが,教科書のレベルをやや超えている内容であった。久留米大学では2021年度前期の幹細胞に関する出題のように日常で話題になるトピックが出題されることがあるので,日頃から医療関係のニュースに関してはアンテナを張り,高校生物の範囲で説明できるようにしておきたい。100字程度の論述問題も出題頻度が高いので,知識を問うような典型的な論述問題を100字前後でまとめる練習をしておきたい。

[1/5]兵庫医科大学攻略講座

兵庫医科大学攻略講座

2024年1月24日に行われる兵庫医科大学入学試験の対策授業です。

日程

2024年1月5日(金) 

時間割

  1/5(金)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月28日(木)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

兵庫医科大学 2023年度 入試問題分析

英語

私立大医学部で近年珍しい、オーソドックスな記述式問題である。大問数に変化があり、全文和訳の大問が姿を消した。これにより試験時間内に解答を仕上げることが極めて容易になったが、その分ミスの許されない高得点勝負になったと予想される。文章内容はライフ・スタイル、医療全般といったように多岐にわたる。和文英訳はこれまで通り国公立二次レベルの力が要求される。テーマは絞りにくいが、毎年いわゆる逐語訳では英語にならないタイプの和文が出題されている。従って単語ばかりにとらわれず、伝えるべき内容を考えた上で平易な英語をうまく利用して解答を仕上げるといった練習が必要。英文和訳についても、構造を正確に捉えつつも、日本語として意味のわかる記述とするには工夫の必要な箇所が下線部として問われる傾向にあり、より深く内容を理解する力が求められる。全般に記述力の有無が大きく得点に影響する良問である。

数学

小問集合1題と大問2題の計3題で,すべて記述式。問題文に「途中の式や考え方等も記入すること」という文言があり記述重視の方向である。証明問題も増えている。 小問集合で頻出の分野は,二次関数,数列,幾何的問題,数学Ⅲの微積分,整数などであるが,2023年度は表で提示されたあるデータの相関について考える問題が目新しかった。ここ3年は,設問数は5題で,難易度は易しめで高得点が必要である。 大問で頻出の分野は,数学Ⅱ・Ⅲの微積分(特に求積),場合の数と確率,複素数,図形問題などであるが,2023年度は積分の出題がなかったのが特徴的。難易度は,2019年度以降はやや上昇傾向だったが,2023年度は取りやすい問題の割合が増えた。 今後も高難度の出題はありえるが,対策として肝要なのは特に上記の頻出分野についての標準的な難易度の典型題(証明問題を含む)をしっかり解けるようにしておくことだろう。

物理

形式は,大問5問で数値計算やグラフの描図,論述問題を含む空所補充式または解答記述式。例年,力学,電磁気,波動,熱,原子の5分野から各1問。原子の代わりに電磁気や力学から2問出題される年度もある。小問数はおおよそ35問。グラフ描図,論述や数値計算が特徴的である。問題数,計算量ともに多く与えられた時間内に全て解ききるのは難しい。 2023年度の解答数は33問で例年並み。 2022年度よりもやや難かしかった。論述形式の問題が1問のみで昨年度より減った(昨年度は3問)。 例年の傾向として,問題の意図がつかみにくいタイプの問題や,方針に詰まるような問題が含まれるが,2023年度は大問4の熱がそれに相当する。 対策として,典型的な論述や描図問題は手早く処理できるようにし,原子分野の一通りのテーマは復習すること。過去問を数年分解き,時間の使い方や手をつける問題の選び方を練習しておくとよい。

化学

大問3題で理科2科目120分の配分は2022年度から変化がなかった. 全体的にかなり易化しており,化学が得意ならば満点近く取る受験生がいてもおかしくないレベルとなっていた.2022年度までの難易度の高い入試問題と比較して,あまり差はつかなさそうな出題であった. 差がつくとすれば〔問2〕の後半の鉛化合物の沈殿に関する出題と〔問3〕の有機化学からの出題だが,有機化学については基本的な知識さえあれば7割ほどは正答できる内容で,一次通過には 70 % 欲しい内容と言えよう. また,〔問2〕の後半ではグラフ描図が出題されており,過年度の過去問を見ても典型題を経験的に解けるというだけでは太刀打ちできない内容が出題されていることが多いため,問題形式にとらわれずに解ける問題を一つでも多く増やしておき,思考力を養っておくことが求められるだろう.

生物

出題形式は大問数が5題,小問集合もおよそ20題と例年通り。小問集合は近年の出題の中では難易度が高かった。全体的には,もともと論述問題の分量が多いが,2023年度は例年にもまして多く,論述問題の字数は指定文字数の合計だけでも380字あり,「解答欄に収まるように」や「簡潔に述べよ」といったものを合わせると,600字を超えるものだった(60分の小論文1本に相当する分量)。また,論述問題には「当たり前過ぎてかえって解答しにくい」ものや「設問の意図が汲み取りにくい」ものも含まれるため,2科目120分の時間制限の中で解ききるにはかなりの処理力・判断力 が求められる点は一貫した傾向だと言えるだろう。対策としてはまず,膨大な量の論述問題に対して,精度を少々犠牲にしてでも手早く処理できるようにしておくことが必要である。分野としては「生物の体内環境」「遺伝情報の発現」からの出題が多いため,しっかりと演習を積んでおきたい。

[1/6]関西医科大学攻略講座

関西医科大学攻略講座

2024年1月27日に行われる関西医科大学入学試験の対策授業です。

日程

2024年1月6日(土) 

時間割

  1/6(土)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2023年12月28日(木)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

関西医科大学 2023年度(前期) 入試問題分析

英語

試験時間80分。2022年度までの長文のみ3題という形式から、長文2題、自由英作文1題へと変化した。こうした大問構成の大きな変化は,関西医科大学においてはよくあることなので,前年度過去問を研究して試験に臨んでも,予想を超えた変化があることは想定しておく必要がある。そうした中で長文内容一致問題は本文の該当部分と付き合わせて順に検討すれば解答できる問題であり,標準レベルと言える。そこをしっかりと得点することが重要である。大問2で出題される、文中にでてきた語句の定義を本文中の表現を使って答えさせる問題については,本文中の表現をうまく利用して答えれば、さほど難しくない。選択肢なしの適語補充問題が関西医科大学の長文における大きな特徴であり,事前に過去問を使ってある程度の出題パターンに慣れておくことも必要である。長文の分量は増加傾向にあるので,速読力を養っておくことが求められる。

数学

2022年度は突発的に大問数が5つだったが,2023年度は例年通りの4つに戻った。これでここ6年間は出題形式に何らかの変化が起こり続けていることになる。ただし,2022年度で消失した小問集合は2023年度も復活しなかった。大問数が減ったためか,問題によっては分量が多くなっている。また,答のみを記入する問題形式の割合が減り,大半の問題で記述が要求された。それらを狭い解答用紙に簡潔に書き込む必要がある。 例年,前から易しい順に問題が並んでいることが多いが,2023年度はⅡとⅣにかなり難しい問題が含まれ,それら以外の問題をできるだけ取りこぼさず戦えたかが勝負を分けただろう。問題ごとの難易の差が大きいのは例年よくあることである。 対策としては,計算力を要する問題が頻出なのでその力を鍛えること,解答をコンパクトにまとめる練習をすること,時間制限を設けてとれるべき問題をとる練習をするのがよい。

物理

例年,形式は記述式の大問4問。一部に空所補充の問題もあるが,数値計算やグラフの描図を含む記述式。設問数は各大問で5~7問程度で解答数は30弱。 大問4問は,必ず出題される力学と電磁気に加えて,波動,熱,原子の分野から2問。複数の分野にまたがった問題も出題される。 2020年度からグラフや表の読み取り,与えられた情報を分析して結論を求める新傾向の問題が増加している。 2023年度もこの傾向は続いており,受験生にはあまり馴染みのない題材が出題されている。 2019年から2021年度までは易化傾向にあったが,2022年度は難化,2023年度はわずかに難易度が下がったものの高止まりであった。 対策としては,普段から問題を公式に当てはめるだけでなく,公式の導き方も含め表やグラフを用いて内容を深く理解するように努めるとよい。図録や教科書の付録の図表やコラムを読んだり,身の回りの現象に関しても考えると良いだろう。

化学

理科2科目で120分,例年と形式に変化はなかったが,理論化学に関する計算が増えた分,正確に計算を合わせて正答を出せたかどうかで差がつくだろう.さらに,受験生の中では苦手な人が多いと言われる高分子反応の計算問題などの出題も差がつく要因となるだろう.このあたりはしっかりと対策しておきたい.内容的には難問は含まれていないので 1 次合格には 70 % 程度は得点したい. 大問Ⅰや大問Ⅳでは長い問題文の中から解答に必要な情報を手際よく拾う必要があった.また大問Ⅱ問 5 の計算は文字式を残す設問.このような問題は関西医科大学頻出の内容である.こういった問題でしっかりと得点をとるために,ある程度ボリュームのある大問の演習量を増やすことは対策として有用であるといえる.もちろん過去問演習も十分に行っておきたい.

生物

例年どおり,大問4題構成で,出題形式は「計算あり」の「記述式」である。大問Ⅰの小問集合に英語で細胞小器官を選ぶ設問が登場し,面食らった受験生も多かっただろう。「すべて選べ」が設問によってはかなり難しいことや,「複数回答で順番を問題にしていない場合は,アルファベット順に並べなさい」といった特有の指示については例年どおりなので注意したい。出題範囲に偏りはなく,「遺伝」「系統分類」などを含め,非常に広範囲から出題されるため,苦手分野を作らないことが対策としては重要である。また,入試問題活用宣言に参加している大学であるため,他大学の問題がほぼそのまま出題されることも珍しくない。2023年度も大問Ⅳは,山梨大学医学部の2015年度の大問1を改変した問題であることが公表されている。全体的には,2021年度以降,取り組みやすい出題が続いており,努力した結果が反映されやすい良問となっている。

[1/7]近畿大学医学部攻略講座

近畿大学医学部攻略講座

2024年1月28日に行われる近畿大学医学部入学試験の対策授業です。

日程

2024年1月7日(日) 

時間割

  1/7(日)
9:30〜11:00 英語
11:30〜13:00 数学
13:45〜15:15 物理/生物
15:45〜17:15 化学

料金

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象者

高校3年生以上(医学部志望者)

お申込締切

2024年1月4日(木)20:00

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

受講者限定特典

近畿大学医学部攻略講座を対面で受講した方限定で、

内部生のみ対象
1/25 近畿大学医学部
入試直前講座

を受講いただけます(有料)。

近畿大学医学部 2023年度(前期) 入試問題分析

英語

2022年度と形式は同様だが,トータルの分量は190語ほど減少した。前半(A)~(C)が標準レベルに近づいたことで、後半の長文にもしっかり時間を割くことができる。長文に関しても、設問の難易度が低下し取り組みやすい。ただ、これまで(C)で出題される傾向にあった生物系の内容が大問(DE)に出題されており、これまで以上に生物系の背景知識を要する傾向になっていることに注意が必要である。最後の(H)については、900語程度の長文で分量が多めであるが、段落毎に設問が用意されているので、他の長文問題よりは戦略としてはシンプルに取り組める。全体的に語彙レベルがやや高く,文章の細部の正確な読み取りと全体像の概観をバランス良く行えるような総合的な読解力が要求される。時間配分については,最初の大問A~Cを10分で終わらせ,長文読解に時間を割くようにしたい。

数学

2024年度の前期試験は,他学部と共通のマーク形式の出題となることが発表されている。以下では,2023年度までの前期・後期(医学部独自の試験問題)についての傾向と対策を記す。 頻出分野は場合の数・確率,数列,平面・空間図形,数学Ⅱの微積分など。三角関数や整数もしばしば出題される。場合の数・確率では地道な数え上げが必要な出題もあり,答のみの形式が多いので慎重さが必要。微積では方程式の解の議論や面積などの定積分が頻出である。 2023年度は,第1問では慎重さ,第2問では計算などの処理力,第3問では発想力が要求され,2022年度より得点しにくい。各大問とも完答は難しく,どれだけ粘り強く正解をもぎ取れたか,という戦いだったであろう。 対策としては,頻出分野について教科書レベルにとどまらない演習を重ね,部分点のない第1,2問で必要となる計算力,第3問に対する記述力を磨いておくことが重要となる。

物理

形式は,例年,大問3問で数値計算やグラフの描図,論述問題を含む空所補充式または解答記述式。設問数は各大問で10問程度。総解答数は約30問。大問3問のうち2問は,ほぼ力学と電磁気,残りの1問は波動,熱,原子から出題されることが多い。また,複数分野の融合問題も出題されることがある。 2023年度前期の総解答数は30問。大問は3問とも標準的で解きやすい問題が多かった。ただし,計算の分量やグラフの描図問題が多かったので作業をできるだけ効率的に行う必要があった。全般的に標準的な問題は多いが描図の出題頻度が高いため,対策として典型的なグラフをスムーズに描けるようにしておいた方が良い。少し高めの難易度の問題まで対応できる力をつけておけば,合格に十分な得点が取れるだろう。過去問は時間の感覚を養うのに数年分解けば十分だろう。

化学

大問は3 題で,すべての問題がテーマの異なる小問に分かれている形式で試験時間は60分。大問Ⅰ問(1)はソルベー法に関する出題。問(2)は電池と電気分解に関する出題。難易度は標準的だった。大問Ⅱ問(1)は気体の状態方程式を駆使すれば解ける問題だが,問題設定が見慣れない形式で計算力も求められた。問(2)はベンゼン環の安定性に関する熱化学の出題で解きやすかった。大問Ⅲの(1)は芳香族の異性体に関する出題だが,最初の問題を間違えると後に続く問題を正しく検証できなくなるため差が付いたものと思われる。(2)はルミノールの合成に関する出題で内容は標準的だった。2022 年度から形式面での変化はなかったが,全体的な難易度は下がった.実験操作に関する問題や計算量が多い問題も出題されており,それらに落ち着いて取り組む必要があった.一次合格の目標としては60 % 欲しい.日ごろから実験考察の練習をすると共に計算力を養っておきたい。

生物

前期は例年大問4題構成だったのが,大問3題構成となった。とはいえ,後期は例年大問3題構成であるため,全体的な印象に変化はない。 出題範囲については,2022年度は珍しく「免疫」の分野からの出題がなかったものの,2023年度は推薦で「免疫」が復活した。やはり,近畿大学医学部といえば「免疫」である。その他では,近年の出題が続いていたnなどの文字を用いた計算問題は姿を消した。対策としては,解答数の多い空所補充問題でしっかりと得点できる精度の高い知識を身につけることがまず第一に重要である。次に,知識系の論述問題を手際よく処理できる論述力を身につけておきたい。とくに「免疫」の分野に関しては,他の分野よりも一歩踏み込んだ学習が必要だろう。ただし,空所補充問題・論述問題ともに,受験レベルの知識ではまず答えられないようないわゆる「捨て問」が交じることがしばしばあるため,その見極めは重要である。

スケジュール(各大学詳細部分をご確認ください)

期間 2023/12/10(日)〜2024/2/7(水)
時間 9:30〜17:15
日程 実施対策大学
2023年 12/10(日) 大阪医科薬科大学 1
12/16(土) 藤田医科大学
12/26(火) 川崎医科大学
12/27(水) 金沢医科大学
12/28(木) 福岡大学医学部
12/29(金) 久留米大学医学部
2024年 1/5(金) 兵庫医科大学
1/6(土) 関西医科大学
1/7(日) 近畿大学医学部
2/7(水) 大阪医科薬科大学2

※1と2の授業内容は異なります。
※オンラインで録画視聴できます。

料金

大阪医科薬科大学

藤田医科大学

川崎医科大学

金沢医科大学

福岡大学医学部

久留米大学医学部

兵庫医科大学

関西医科大学

近畿大学医学部

30,000円(税込)
1科目90分×全4科目(英・数・化・生or物)

※お支払いは銀行振込となります。お申込み後にお支払い先のご案内をさせていただきます。
※キャンセル・変更の場合は授業日の3日前20:00までにご連絡ください。 期限を過ぎてのキャンセル・変更・返金はできません。
※ご入金後、当日に欠席をされた場合は、録画視聴のご案内をします。

対象学年

高校3年生以上(医学部志望者)

会場

医学部進学予備校メビオ校舎

〒540-0033
大阪市中央区石町2-3-12
※大阪メトロ谷町線及び京阪電気鉄道「天満橋」駅から徒歩3分

お申し込み・お問い合わせ

私立医学部攻略講座の受付は終了しました