解答速報の活用方法アドバイス/化学科講師 小嶋
解答速報の活用方法アドバイス/化学科講師 小嶋
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メビオ行事
メビオ講師コラム
2022/02/25(金)
解答速報をうまく活用するコツとは?
受験生の皆様、保護者の皆様
こんにちは。メビオ化学科の小嶋です。
突然ですが『解答速報』は活用していますか??
メビオでは試験が終わったらできる限り早く解答速報をメビオのサイトに公開し、入試会場付近ではプリントを手配りもしています。そして内部生にはこの時期いつも「解答速報みたかい?」と声をかけています。毎年多くの生徒を見ていますが、この解答速報を用いた復習の効果は絶大です。これを毎回続けている受験生は強い!!
そこで解答速報を使った復習をするとなぜ良いのか簡単に分析してみましょう。
普段の勉強方法
まず日頃勉強するときは、おおむね次のような流れかと思います。
①知識のインプット
↓
②問題演習でアウトプット、(問題を解く)
↓
③答え合わせ
↓
④出来ていないところを学習
インプットはこの時期終わっているはずなので考えないとして、②と③+④にかける時間の比率は、全然問題が解けない人なら2:8くらいでしょうか。
半分くらい解けた人で5:5くらい、大分仕上がっている人なら8:2くらいでしょうか。
効率的な勉強方法
ここで考えてみてください。
入試が終わった直後というのはまさに②の演習を終えた状況です。ゼロから勉強を始めるより圧倒的に効率的です。これは答え合わせと復習をしない手はないでしょう。(演習問題を解きっぱなしにしても実力はなかなか伸びませんよね。)
試験が終わった直後のタイミングで、答え合わせをし、出来ていない問題について敗因を分析して、内容を理解する。
これほど効率の良い学習方法はありません。しかも入試という特別な環境で取り組んだ問題だけに、復習したことはかなり印象に残ります。
平凡なある日の晩御飯に何を食べたかは覚えていなくても、大好きな人と初めてデートで食べた晩御飯は忘れないはずです。
これと同じで、入試本番で間違えた問題はしばらく脳裏に刻まれるため同じような問題が出題されると得点につながるのです。
普段なら何度も繰り返して暗記しなければならないものを一発で覚えることが出来るなんて、めちゃくちゃお得ですよね。
しかも入試というものは不思議なもので、似たような問題が同じ年に別の大学で出題されたりするものです。ということで解答速報はしんどくても必ずチェックして、その日に解き終わらないようなら、後日出来ていなかった所を解きなおしましょう。(夜更かしはダメですよ!)
試験直後の復習の大切さ
ちなみに私が教えている化学では、先日1/30に近畿大学前期試験の大問Ⅲ(2)で出題された「ラクチドの立体異性体の数」を問う問題が、その3日後2/2の東海大学の大問5で出題されていました。ちゃんと解きなおしていれば一瞬で出来た問題ですが、初見だとちょっと考えてしまう問題です。
こうやって普段の行いが良い(解答速報を見て解きなおししている)生徒はちょっと得している&日々レベルアップしているのです。解答速報を用いた復習の効果が絶大だということも頷けます。
私立入試はいよいよ後半戦!
これを読んだ受験生諸君は、しっかりと解答速報を利用して合格を勝ち取りましょう!
そして受験生の保護者の皆様、お子様が弱気になっていたら是非励ますと共に、解答速報の意義を話してあげてください。
メビオでは職員一同、最後まで受験生を支えていきます!
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