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文系でも医学部に合格可能!その理由となぜ難しいと思われているかを解説します

基本情報

2021/12/23(木)

(最終更新日2023/04/25)

医師は特別な知識と技術を持ち、社会的ステイタスの高い職業として認識している人も多いのではないでしょうか。ただ医師になるためにはまず医学部で6年間しっかり勉強したうえで、医師国家試験に合格する必要があります。そもそも医学部に合格するのも難しいと、最初から医者になることを諦めている人もいるかもしれません。

医学部を目指す場合、理系クラスで勉強するのが一般的です。しかし、現在高校の文系クラスにいる人や大学の文系学部に在籍している人でも、医学部合格を諦める必要はありません。この記事では、文系から医学部に合格する方法について解説しますので参考にしてください。

文系でも医学部に合格可能!その理由は?

結論からいうと、もちろん文系でも医学部に合格し、医師になることは可能です。ここからはなぜ文系でも医学部に合格が可能なのかについて説明します。

文系科目が得意なことは強みでもあるから

医師の仕事は文・理どちらの要素も必要だから

そもそもなぜ医学部は理系でなければいけないと思われているの?

文系でも医学部に進学するのが可能ならば、そもそもなぜ理系でないといけないというイメージがあるのでしょうか。

その理由としては、受験で理系科目が避けて通れないことと、実際に仕事をするうえで理系的なスキルを必要とされることが挙げられます。この段落では理系でなければいけないと思われている理由について詳しく解説します。

医学部受験には理系科目を避けて通れないから

医学部の受験で課される科目として数学の理系範囲である数学3と理科2科目が必須のところも多く、文系の高校生は普段の勉強にプラスしてこれらの科目をカバーしなければなりません。文系の勉強しかしてこなかった人はあらためて勉強し直さなければならず、マスターするためには半年から1年のスパンが必要になります。

国公立医学部の場合は共通テストで英語と国語、社会科から1科目、数学と理科を2科目ずつの5教科7科目が基本です。しかもより高度な理科2からの2科目を課す大学も多く、難易度がさらに上がります。

二次試験では数Ⅲを出題する大学が一般的です。単元も多いため効率的に学習することがポイントとなります。

仕事の中で理系的なスキルが必要になるから

患者の病気や怪我などの治療に力を尽くすのが医師にとって大事な仕事に違いありませんが、患者から得たデータを分析し、医学のさらなる発展に寄与することも重要な役目です。

分析には論理的な思考や統計学の知識が必要になります。また診断を下す際や治療を行っていく課程においても、患者の既往歴や背景なども含めて総合的に判断しなければならないため、やはり論理的な思考が求められます。

将来就くことになる医師という職業そのものが、理系的なスキルを必要とすることも医学部は理系でないといけないというイメージを抱く理由のひとつです。

文系でも理系科目を強化し、理系スキルを身につければ問題無し!

文系ならば理系分野の勉強を強化するために、医学部受験に特化した予備校の利用がおすすめです。医学部受験に特化した予備校ならばノウハウがあり、必要なことを分かりやすく、ポイントを押さえながら教えてくれます。

医学部進学予備校の「メビオ」では東大文学部の不合格から理転し、1年後に阪大医学部後期に合格した例や、東京外大を9月に中退して半年後に関西医科大後期に合格した例、神戸大経営学部卒業後にサラリーマンを経験し1年後に愛知医科大学前期に合格した例もあります。医学部受験に特化した予備校だからこそ、ポイントを押さえた効率的な学習で医学部合格を狙えます。

どうしたら文系から医学部に行ける?その方法は?

では具体的にどうすれば、文系から医学部の合格を勝ち取れるのでしょうか。ここからは文系から医学部に行くためにはどうすればいいのか、把握しておくべきポイントを4つ解説しますので参考にしてください。

基礎を徹底的に勉強するとともに苦手を克服

今文系で学んでいるのであれば、まずは医学部受験でも出題される英語などの科目で基礎力を徹底的につけておくことが大事です。そのうえで苦手分野や学校の授業ではカバーされない科目も勉強していく必要があります。

苦手な科目や文系でやってこなかった科目は、独学や一般的な塾などでは不十分かもしれません。医学部受験に必要な科目を効率よく学べる医学系予備校などを活用するとよいでしょう。

高校生の場合、可能であれば理転を検討することをおすすめします。

受験で理系科目が少ない大学を狙う

受験科目は大学によって違いがあります。基本的に医学部を受験するにあたって理系科目を避けて通ることはできませんが、勉強する負担を減らせる大学もあります。

例えば二次試験で数学3を課さない大学や、理科が1科目だけでよい大学などです。少しでも理系科目が少ない大学を目標に定めることで、受験勉強にかかる労力を抑えられます。

理科の中で得意科目と不得意科目がある場合は、得意科目を選択できる大学を受験するのも選択肢のひとつです。理系科目が少ない大学を狙うことで勉強の負担が減るとともに、合格する可能性も上げられるでしょう。

医学部に編入する

現在すでに大学の文系学部に在籍している(卒業している)のなら、医学部への編入(学士編入)という方法があります。日本の大学では通常、医学部に入学してもいきなり専門分野を学ぶわけではなく、まず教養科目を学びます。本格的に医学に関連する専門分野の学習が始まるのは概ね2年次からです。

学士編入は四年制大学の卒業生や卒業見込みの学生がそれまで学んだ分野以外のことを学びたいと考えたとき、1年次から学び直すのではなく、専門課程からスタートできる制度です。すでに教養課程は学んだものとして、2年次に編入して学ばせる大学がほとんどです。

編入制度を設けている大学でも受験科目などの詳細は異なるため、よく確認したうえで有利なところを見つけるようにしましょう。

再受験する

現在文系の大学・学部で勉強している人や、すでに卒業した人については、編入ではなく再受験という選択肢もあります。編入を狙う場合は編入試験を受けなければなりませんが、編入試験は募集人員が少なく、競争率は10~20倍、高いところでは50倍程度になるほど狭き門です。

再受験は現役高校生などの一般受験者とともに、再び医学部を受け直す方法です。再受験する受験生の背景はさまざまですが、一般的に編入試験に比べて門戸が広いといわれています。再受験であっても医学部受験は難関であることに変わりませんが、ハイレベルな人が集まる編入試験より、一般試験の方がハードルは低いといえるでしょう。

文系でも諦めない。医学部受験を目指して頑張ろう!

文系だからといって、医師になる夢を諦める必要は全くありません。将来医師となったときには、文系科目が得意であることもきっと役立つはずです。しかし実際に医学部を受験しようとする段階で、理系科目を勉強しなければならないのは事実です。

理系科目が苦手な人や学校の授業で受験に必要な理系科目をカバーできない場合は、対策を立てる必要があります。医学部受験に特化した予備校を活用するなどして、効率的に学習していきましょう。

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