群馬大学 医学部の特徴

群馬大学医学部の前身となったのは、1943年に設置された前橋医学専門学校です。1949年には国立大学設置法の施行によって群馬大学医学部となり、1955年には博士課程の大学院医学研究科も設置されました。現在の医学部は医学科と保健学科の2学科です。

医学科では理念として掲げているScience（科学的知識・能力）、Ethics（倫理観と社会貢献）、Skill（医療技術と研究技術）の頭文字を取ったSESをスローガンとしています。

学習する中で自ら問題を解決できる能力を養うことを重視し、チーム医療を早期に体験できる参加型のカリキュラムが充実している点も大きな特徴です。

キャンパス所在地	群馬県前橋市昭和町3丁目39-22
URL	https://www.med.gunma-u.ac.jp/
6年間の学費	349万6,800円
医師国家試験合格率（2021年度新卒・既卒含めた実績）	95.2％

グローバルフロンティアリーダー(GFL)育成プログラム

群馬大学のGFL（Global Frontier Leader）育成プログラムは、国際的な場でリーダーとなって活躍できる人材を育てる仕組みです。

大きく分けて2つのコースがあり、医学科の学生が参加できるのは医理工GFLコースです。医理工GFL育成コースでは、将来医師や医学研究者、医療行政担当者となったとき、国際的な視野を持って国際社会に貢献できる人材の育成を目的とした教育が行われます。

もう一つの教育・情報GFLコースとは互いに連携しており、他学部の科目も一部履修可能です。医理工GFLコースでは、理工学部の教員が専門としている分野の講演も受けられるチャンスがあります。

早期・参加型医療教育

群馬大学医学部医学科では卒業時に身につけておくべき力（コンピテンシー）として、コミュニケーション能力やチーム医療で協働する力を挙げています。コンピテンシーを達成できるように、チーム医療を体験できる参加型の教育に重点を置いたカリキュラムの改革も行ってきました。

実際に入学して間もない時期から附属病院での実習が始まり、低学年のうちに介護老人保健施設などでの実習も行われます。4年生の後期以降、Student Doctorに認定されてから本格的に始まる臨床実習では、附属病院や県内外の協力施設の中から、将来を見据えた実習先を選ぶことも可能です。

奨学金情報

群馬大学医学部では日本学生支援機構奨学金に申請ができます。返済の必要がない給与奨学金と返済の義務がある貸与奨学金（第一種奨学金・第二種奨学金）があり、条件によっては併せての利用も可能です。地方公共団体や民間奨学団体による奨学金も、毎年4～6月頃に募集があります。

給付奨学金に採用されると、高等教育の修学支援新制度によって入学料や授業料の免除・減免の対象にもなるため、該当する人は申請しましょう。群馬大学では特に優秀な学生に対して授業料を免除する制度も設けており、入学者選抜試験の結果や研究実績などを総合的に評価し、大学全体で60人が免除になります。

◎2021/11/25(木)時点でのデータ

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